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  3. 2023年12日28日

鈴鹿:西山

土山町鮎河のうぐい川公園から西山(721.8m)へ登った。送電線の巡視路を利用したが分かり難く、登りでは全行程をトレースできなかった。下りの巡視路は問題なかった。

登山日
2023年12月28日木曜日
ルート
うぐい川公園-西野集落-西山-うぐい川公園

巡視路を登る

写真1 西山方面

うぐい川公園の駐車場に自動車を置いた。朝日が差しているが周辺は霜で白い。西方の西野集落の上に見える送電線の巡視路を登って、山頂は隠れて見えないが、西山へ登る。

集落西端の道路にある通行止め障害物の手前で鈴鹿幹線No135の巡視路標識を見つけた。植林の作業道を西へ登るが間伐材が転がっており歩きにくい。逃げていくサルを見て、鉄橋がある谷2つを横断し、ときおり地面に落ちている目印ヒモを確認して登れば植林から雑木林に飛び出した。上を見るとNo135鉄塔がある。

次の地図は Garmin eTrex32x により取得した軌跡を編集して国土地理院の地形図(地理院タイル)に重ねて表示したものです。位置精度には限界があります。

地図の大きさ:600×150 600×400 600×650

地図の大きさ:600×150 600×400 600×650 地図表示について

赤線:登山ルート、青線:下山ルート、:うぐい川公園、:鉄塔135、:鉄塔136、:鉄塔137、:鉄塔139、:西山、:巡視路標識、:ゲート

No135から尾根を登ってNo136鉄塔に達する。ここからプラスチック階段がある植林の急斜面を登り、植林境界(西:植林)になって南東へ向かう広い尾根に乗った。No137とある巡視路標識がある。そのNo137鉄塔からは展望があり、大河原のうえに雨乞岳、御在所岳、鎌ヶ岳が並んで見えた。

No137から西へ登って、南北に延びる主稜線に乗った。植林境界(西:植林)になっているが、北へ歩くとP684の手前で中低木のヤブに塞がれる。プラ杭が続いているので以前は歩けたのだろう。強行突破を考えたが、巡視路を見失っていたので引き返した。

植林に下りて、巡視路標識を見ると雑木林になった。北へ歩くと、再び植林が現れたけれど巡視路が見つからない。仕方なく、主稜線へ登ってP684の北に出ると歩きよい雑木林になり、やがて植林に変わった。ここに巡視路標識があり、巡視路に復帰したと知る。この標識は東方向がNo138、北方向がNo139とある。これ以降は主稜線を北へ歩き、右から下降予定の巡視路を併せると明るいススキの斜面になって西山に達した。

なお、巡視路標識は多数あり、地図に示したのはその一部のみ。ただし、欲しい場所になかったように思うし、壊れているものがあった。

西山

山頂には二等三角点があり、点名は瀬音村。瀬ノ音の集落とは随分と離れているが、ここは音羽谷川の水源なので、西山までが瀬ノ音の地内なのだろう。山頂の西側は植林、東側は綿向山、雨乞岳、御在所岳などの展望がある。

写真2 西山山頂から綿向山写真3 No139鉄塔から

No139鉄塔の尾根を使って下山した。かなりの急勾配だが、小さくジグザグしながら下りる。現状、困らない程度に目印があった。

1時間ほどで下りた車道脇の草中に伊勢幹139、伊勢幹140の巡視路標識があるが見つけにくいかも知れない。なお、鈴鹿開閉所(亀山市)から北の送電線は伊勢幹線から鈴鹿幹線に名称を変更されたようだが、各所で新旧の名称が混在していた。

広くて路面状態の良い車道を太陽光発電施設を見て歩くと、西野集落の手前に獣害対策のゲートがあったので開錠して外へ出た。

Xmas前の降雪で御在所岳・鎌ヶ岳は薄らと白く見えたが、暖かい日が続いており、今日の西山に雪はなかった。山中で出合ったのはサルだけ。うぐい川公園の手洗いは清潔に維持管理されている。ありがたい。

行程表

8:57うぐい川公園、出発
9:31西野集落、登山口(巡視路入口)
10:47No137鉄塔
12:31西山(12:31-12:43)
13:38車道へ下りた
14:13ゲート
14:35うぐい川公園、到着
(作成 2023.12.29)