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  3. 2024年4日2日

鈴鹿:砂山

宇賀渓の砂山へ。アカヤシオが咲き始めたが、ツボミは少ないように感じた。

登山日
2024年4月2日火曜日
ルート
石榑大橋-登竜荘跡-砂山-石榑大橋

砂山

石榑大橋の東詰に自動車を置いた。国道421号の周辺でまともに自動車を駐車できるのはこの場所くらい。3台分ほどあり、水晶キャンプ場(閉鎖)への道がある。

登竜荘跡の登山口へ向かうと、途中の長寿地蔵がある登山口は相変わらず茂っている。ヤブを避けて地蔵さん付近から登れるが、今日は定例ルートへ向かう。登竜荘は地形図に建屋が残っているが、いまは更地になっており立入禁止だ。

写真1 ミツバツツジ写真2 アカヤシオ

登竜荘跡の登山口から砂山の散策道へ入るとミツバツツジが一株だけ良く咲いていた。小谷を跨いで石段を登ると倒木があり、周辺に見えるタムシバは花が少なめだ。階段を登り切って標高390mほどの尾根を乗り越す手前で頭上を見れば、既にアカヤシオの花が三輪ほど咲いていた。毎年、このアカヤシオは開花が早い。

地図の大きさ:600×150 600×500

地図の大きさ:600×150 600×550 地図表示について

赤線:登山ルート、:石榑大橋、:長寿地蔵、:登竜荘跡、:東屋、:砂山

写真3 アカヤシオ写真4 アカヤシオ

尾根を乗り越せば東屋周辺のアカヤシオはツボミの先端が赤くなっている。常緑樹が多い道を登り、砂山に近づいた標高520mほどの200番標識にあるアカヤシオも同様。ただ、どちらもツボミは多くないように思われる。

昨年のアカヤシオは開花が異常に早かったが、今年は平年並みの開花時期だろうか。自宅周辺のソメイヨシノは二~三部咲きだった。そして、花の数は裏年かも知れないと思っているが、近年は表裏の判断が付きかねるので咲いてみないと分からない。

モニュメントのような岩が立つ砂山は周辺が伐採されており展望が良い。黄砂なのか空の色が冴えないのは残念だけれど。なお、『鈴鹿の山と谷』第三巻では東の497m独標を砂山としているが、現地の案内板や標識は上記ルート図のとおり標高560m付近を砂山としている。

写真5 砂山の岩と竜ヶ岳写真6 タムシバ

砂山は旧国道の小峠から東へ延びる尾根上にあり、最高点は640mほどになる。以前に歩いたときには、この最高点東側の鞍部(600m)から東南東へ延びる尾根の標高500m付近まで、約700mの範囲で断続的にアカヤシオの花を見た。石榑大橋からの標高差は小さいので、御在所岳へ登る元気がなくなったら砂山で花見をしようと思っている。

帰路は蛍石鉱山の坑口がある谷へ下り、林道経由で旧国道へ出た。旧国道を西へ歩けば旧水晶橋、東へ歩けば駐車地の直近に出る。宇賀川の南には多数の花を咲かせたタムシバが見えた。これ、毎回見えるような気がする。

行程表

11:17石榑大橋、出発
11:25登竜荘跡登山口
12:25砂山(12:25-12:35)
13:15石榑大橋、到着
(作成 2024.04.03)