鈴鹿:御池岳
コグルミ谷の右岸尾根から御池岳へ登った。
ヤマレコの鈴鹿山脈の地図(要ログイン)を見ると、コグルミ谷の右岸尾根に赤い実線がある。凡例が見つからないが、赤い実線が一般登山道、破線が難路なのだろう。登ってみたが一般登山道とはいえない状況だった。
- 登山日
- 2024年12月4日水曜日
- ルート
- コグルミ谷右岸尾根-御池岳-鈴北岳-鞍掛峠
コグルミ谷右岸尾根
コグルミ谷登山口の東にある駐車場に自動車を置いて国道を東へ歩く。中部電力の252とある電柱から東側のコグルミ谷右岸尾根に登る。
しかし、さがしてみるが一般登山道に相応しいような踏み跡は見当たらない。仕方ないので国道側の崖から距離を取り、急斜面の木を掴んで古い目印2つを見ながらコグルミ谷右岸尾根に這い上った。道路で断ち切られた尾根に登る常套手段だが、足下が悪い急斜面なので下降には使いたくない。
地図の大きさ:600×150 600×300 600×600
地図の大きさ:600×150 600×300 600×600 説明:地図表示について
赤線:登山ルート、:駐車場、
:カタクリ峠、
:丸山、
:鈴北岳
この地図は Garmin eTrex32x による軌跡を編集して地理院地図に重ねたものです。




尾根に乗ると常緑樹の低木で藪っぽいが通行に支障はない。540~630m、680~740mは尾根左側(南東側)が植林になっており植林境界を歩く。740mからは落葉した疎林の尾根となり、危険と感じるようなヤセ尾根はなし。残念ながら曇り空で、見上げる山頂のテーブルランドは雲の中だ。
801mの小ピークでは右側(西側)に僅かながら植林があり、地形図の西側にある平坦地の様子は尾根上からは見えない。ひたすらに登ると右岸尾根の頭に登り着いてしまったので、引き返してカタクリ峠へ下りた。
コグルミ谷右岸尾根には道といえるような踏み跡はなく、目印は古いものが稀にある程度だが、取り付きを除けば歩行に困難はなかった。ただし、この尾根を下降する場合は、足腰が弱ってきた爺さんとしては国道への急下降が嫌だ。積雪期には危険になったコグルミ谷の迂回ルートとして良いのだろうが、ヤマレコの一般登山道の扱いはどうかと思う。
御池岳山頂部

真の谷から泥で滑りそうな登山道を登る。九合目から霧が濃くなり、丸山に達すると風下斜面でオバチャン登山者の二人組が昼食をしている。まるでコロボックルの姉妹に出合ったみたいだ。山頂標識の周辺には二人組と単独一人。今日、出合った登山者はこれだけ。
山頂標識の近くには小野田セメントの杭があり、隣に2019年とあるピッケルが不法投棄されていた。困ったモノだ。
視界がなく、風が強くて冷たいので、早々に鈴北岳経由で鞍掛峠へ下山することにした。
鈴北岳・鞍掛峠
鈴北岳から下降すると雲の下に出た。三国岳以北には日差しがあり、山々の斜面は明暗のまだら模様だ。そして、下方の登山道には赤い服のグループが見える。
鉄塔周辺ではやたらとテープが巻かれて番号が付されている。先月には見ていないが何かの調査か。そして、鞍掛地蔵に供えられていた飴玉などの食べ物は消えている。人が処分したのか、それともクマさんの胃袋の中か。
鞍掛トンネル東口の駐車場には自動車5台があったが、3台は商用車のように見えた。パイプラインまで来るとクレーン車がおり、作業員5人が大型ドローンを持ち込んでいる。何でしょうか。国道の冬季閉鎖も近いと思うのだけれど。
行程表
8:36 | 駐車場、出発 |
8:42 | コグルミ谷右岸尾根の取り付き |
10:28 | カタクリ峠 |
11:24 | 御池岳山頂・丸山(11:24-11:33) |
11:58 | 鈴北岳 |
13:13 | 鞍掛峠 |
13:30 | 鞍掛トンネル東口 |
13:55 | 駐車場、到着 |