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鈴鹿:入道ヶ岳

井戸谷から登り、二本松尾根を下った。昼食は椿大神社で名物「椿とりめし」を食べた。

登山日
2025年1月14日火曜日
ルート
井戸谷-入道ヶ岳-二本松尾根

椿大神社

椿大神社の第3駐車場に自動車を置いた。時刻は7時を過ぎている。既に1台がおり準備中だ。普段は登山者用駐車場になっているが、昨日までは正月期間とのことで、登山者には更に遠い駐車場が指定されていた。これは仕方ない。

車道を歩いて第1駐車場にある手洗いへ。清潔に維持管理されている。

写真1 椿大神社
写真2 椿大神社拝殿写真3 椿岸神社

砂利道の参道へ入り、掃き掃除をしているお兄さんに挨拶をする。こんな時刻でも少しばかりの参詣者を見る。拝殿では巫女さん2人が掃除中だ。

艶やかな椿岸神社も参拝して西門から出発すると、愛宕社の入口にクマ出没注意の表示がある。クマの目撃情報のリストがあり、昨年11月22日には二本松コース下方部・沢沿いにて「100センチ程度のクマらしき生物1頭」とあった。

井戸谷

井戸谷と二本松尾根のルートが分岐する広川原に僅かな雪が残っている。まだ、登山者の自動車は置かれていない。

四年振りの入道ヶ岳登山だが、井戸谷登山口に押し出されていた大量の砂利は撤去されている。いわくら遙拝場(入道ヶ岳・磐座めぐり)は荒れたまま。大きな倒木まである。

写真4 井戸谷

富士社(石神)前を通過すると雪が現れた。日陰では登山道にも雪がある。避難小屋を通過して右岸に渡ると一面の雪になった。尻セード跡のトレースは滑るし、これを逃げると20~30cmくらい沈み込んだりする。

スリップして手を使うと冷たいので、ストック2本を引っ張り出した。登るに従って背後には展望が広がるけれど、体力を消耗するので構ってはいられない。

入道ヶ岳・二本松尾根

写真5 入道ヶ岳山頂

山頂の鳥居周辺には雪が少ない。冷たい風が吹くと目を明いていられないので早々に下山する。今日は椿大神社で「とりめし」を食べるために来た。

二本松尾根はアセビ・イヌツゲの看板まで下りると登山道に雪が有ったり無かったりで、小岐須乗越の手前で登山道の雪が消えた。水が現れたところで、ストックの先端を洗って片付ける。登山靴も出来るだけ洗っておく。広川原には自動車5台が置かれていた。

椿とりめし

椿大神社の参拝客は多く、拝殿前には行列が出来ていた。これを見て参集殿の食堂へ行くと正午前なので混雑はしていない。入口には名物「椿とりめし」と書かれているが、何がどの様に名物なのか説明がない。気になっていたが、日本調理科学会誌に「鈴鹿市山本町における『とりめし』」(国立国会図書館)という一文を見つけた。

とりめしの調理方法は二種類あるとのこと。(1)炊き込み法(調味料と一緒に鶏肉、野菜類、米を炊く)と、(2)別炊き法(味付けした鶏肉や野菜類を炊きあがったご飯に混ぜる)だ。しかし、椿大神社では、鶏肉をサラダ油で炒めて野菜等を加えた具を炊きあがっご飯に混ぜるという「別炊き法」のバリルートらしい。

写真6 椿とりめし 2025-03-10 椿会館にて

そのためか、小さな鶏肉のかけらは食感が少し固いように思うし、サラダ油のためか米粒は艶々しているような気がする。

この「椿とりめし」は参集殿のほか椿会館の食堂にもあり、折詰も販売されているようだ。なお、売店で販売している「伊勢名物鶏めしの素」は「別炊き法」の調理をするもので「椿とりめし」とは別物だ。

椿会館の向かい側の日本茶カフェ椿茶園は定休日だったので久し振りの「椿草もち」は諦めた。こちらは普通の草餅だと思う。参集殿や椿会館の売店には置かれていなかった。近くに店舗(春泉堂老舗)があるけれど。

行程表

7:35椿大神社西門、出発
7:43広河原
8:07井戸谷登山口
9:45入道ヶ岳・山頂鳥居
11:09広河原
11:21椿大神社西門、到着
(作成 2025.01.14、「椿とりめし」の写真追加 2025.03.10)