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  3. 2025年9月27日

鈴鹿:御在所岳・国見岳

武平峠から登り、国見岳で桃岩の南西にある特異な形の岩を探した。酷暑の夏だったが、ようやく気温が下がり始め、登山者が増えたようだ。

登山日
2025年9月27日土曜日
ルート
武平峠-御在所岳-国見岳-御在所岳-武平峠

御在所岳

武平トンネル東口の駐車場は、6:16の出発時には駐車場南側は満車。北側への駐車が始まっている。四日市の最高気温予想は30℃まで下がり、朝の駐車場はとても涼しい。

酷暑と中道の通行止(オバレ石崩落)が重なって山歩きをサボっていたので歩き出しは苦しかったが、峠道の1000m付近で岩場に変わる頃には平常運転になった。強めの西風があるけれど心地良い。

写真1 国見岳の山頂西側

山頂三角点の西側にある望湖台の西端へ行くと雑木の邪魔がなくなって国見岳が良く見える。そして、上の写真の中央左下にある尖った岩が目に付く。その右上に僅かに見える白いものは桃岩の頂部だろうか。

昔、桃岩を探していた頃に、この岩を離れた位置から見ているが、望湖台から見る印象とは違う。けれど、この三角形の岩を見ていたのだろう。今日は現地まで行って確認しようと思う。位置は石門から南西へ下る谷の右岸側だ。

写真2 山頂手前写真3 高室山山頂

左の写真は、その昔(2011-05-08)の写真。アカヤシオが咲く時期だった。撮影した位置は記憶にないが、おそらく国見岳の南峰付近からの撮影だろう。右の写真は望湖台から東へ移動してスキー場から撮影したものだ。

写真4 伊勢湾

そんなスキー場からは朝日に輝く伊勢湾が見える。手前に四日市市の石油化学コンビナート、写真中央には中部国際空港、その後の知多半島には昨年に火災事故があった武豊火力発電所のボイラや屋内式貯炭場が見える。さらに後方には、衣浦湾の向こうに碧南火力発電所の集気煙突2本(左端)が写っているが、写真を縮小すると判別できなくなった。そして渥美半島の蔵王山はボンヤリで、写り込んだ風車(風力発電装置)も縮小により見えない。碧南市付近の白い輝きは太陽光パネルの反射か。

下記の地図は Garmin eTrex32x により取得した軌跡を編集して国土地理院の地形図に重ねて表示したものだ。

地図の大きさ:600×150 600×600

地図の大きさ:600×150 600×600 説明:地図表示について

赤線:登路、紫線:下山路、駐車場、桃岩、目標の岩、石門、ございしょ自然学校(日本カモシカセンター跡)

国見岳

裏道登山道から国見峠経由で国見岳へ登る。南峰から見ると、御在所岳中道の八合目の上方に伊勢湾口の神島が見える。そして、その八合目には帽子を被った登山者二人が写り込んでいた。

写真5 国見岳から御在所岳中道の八合目と神島写真9 桃岩

北峰(国見岳山頂)へ行くと武平峠で会話した夫婦に出合う。武平峠から御在所岳の往復では運動量が不足するので、国見岳往復の追加は良いかも知れない。そして、桃岩から捜索を開始すると、目標の岩は割合と簡単に位置が判明した。

この岩は見る方向により印象が違う。写真は「角」のように尖って見えるが木の葉が邪魔なので、冬枯れの時期に再訪しよう。

写真10 目標の尖った岩写真11 石門

この付近から見る石門の谷は暗くて深いので右岸側を登り、谷が浅くなったところで谷底へ降りる。少し歩き難いが、やがて左上に岩を見たので行ってみると石門だった。谷へ戻って詰めると、登山道の曲がり角に飛び出した。

御在所岳へ戻る

ササが枯れた斜面を適当に国見峠へ降り、スキー場の国見コースだったガレ場の西側を登り、ございしょ自然学校(カモシカセンター跡)へ向かう。

ございしょ自然学校の北側に「レーザーガンバトル」などとあるので吊り橋を渡ってみるとドラム缶が10個ほど置かれているだけで誰もいない。

上方のカモシカセンターの檻跡には多数の人が見え、作業服の人たちが鹿沼土とか運んでいるが通行を止められてしまった。植栽とネット囲いの作業だろう。既存の表示から判断すると、三重県の補助金と三十三銀行の資金でNPO森林の風がやっているらしい。NPOのサイトを見ても補助金の成果報告とか見つからないが、我が家もこの補助金の原資である県民税の追加分を支払っているので人ごとではない。何をやっているのやら。

ございしょ自然学校の玄関にある案内には、玄関前に設置された板囲いが「オフロードRC」、建物内に「ドローン体験」などとある。以前のようなシャボン玉遊びの方が余程に良いと思うが、環境汚染とか言われるのだろうか。山上ホテル跡では展望テラスと何故かブランコの設置工事中だ。

下山

まだ、直射日光が強いので、ございしょ自然学校前の日陰のベンチでコンビニおにぎりを食べて武平峠へ下山する。1050m辺りの岩場では、自称40人の団体が登ってきた。中道が通行止だと、紅葉時期の峠道は大渋滞になるかも知れない。

武平トンネル東口の駐車場は満車、百間滝橋の表道の駐車場は駐車率七割ほど。中道や蒼滝大橋周辺では道路脇に自動車が溢れており、どこの駐車場も満車だったのだろう。

行程表

6:16武平トンネル東口駐車場、出発
7:29御在所岳・望湖台(7:29-7:45)
8:23御在所岳・朝陽台
8:41国見峠
9:06国見岳(北峰)
9:21目標の岩(9:21-9:29)
10:02国見峠
10:30ございしょ自然学校前(10:30-10:45)
11:01遊歩道・武平峠下山口
11:54武平トンネル東口駐車場、出発
(作成 2025.09.29)