(2002年5月6日 朝日新聞記事より)
安全で安心できる農産物について考えてもらおう
と、県内や奈良県の農家30戸で組織する「みな会」
が5日、上野市白樫で「せぇーの春まつり」を開いた。
黄金週間とあって約400人の親子連れらが訪れ、
花の苗を買ったり、模擬店の料理に舌鼓を打ったり
して楽しい一日を過ごした。
同会は、無農薬や無化学肥料の農業に取組む人
たちが2年前につくった。野菜や米などは京阪神な
どに出荷するほか、毎週日曜日の白樫ふれあい市
で販売している。地域住民との交流などを目的に、
2年前から同まつりを開いてきた。
会場にはモウソウ竹でつくった高さ約8mのブラン
コが置かれ、子供たちが歓声をあげていた。舞台で
はアマチュアによる韓国の太鼓や奄美民謡などが
披露され、盛んな拍手が送られた。
ブラジル料理や黒米のおにぎりなどを売る14の模
擬店が出たほか、アイガモやタケノコ、シイタケなどの
野菜をふんだんに使ってメンバーが調理した約300
人分の大鍋が振舞われた。
川口久平会長は「毎年、訪れるひとや模擬店の参
加も増えており、地域の恒例行事として根付くように
頑張りたい」と話していた。