☆環境診断マップとは、
よりよい地域環境を考える上で、そこに住む人自身の発意や行動が重要かつ決定的な
カギになります。そして、人々の関心や希望を見出し、記憶し、共有できる環境の認識を育
ててゆくことが大切です。
地域住民による身のまわりの「環境診断マップ」づくりは、身近な環境の観察結果を地図
上に整理する作業を通じて、地域のあるべき将来像それを実現すめたるにとるべき行動に
ついて考えることが出来ます。また、一人一人が身近な環境を考え、他の人々と話し合う中
で現在の環境をより的確に把握する機会となり、地域環境の共有の認識を広げていく上で
有効です。つまり、「環境診断マップ」は、環境診断の1つの道具となります。
☆どういうものが調査対象となるか ?
<地域の良いところ>
・生き物 いろいろな生き物の生息地、生き物にとっての憩いの場
・樹木 社寺林、街路樹、古木、大樹、実り豊かな木、香りのよい木
・水辺 憩いの水辺、トンボが飛ぶ水辺、遊べる水辺
・建物 歴史を伝える建物、思い出の詰まった建物
・広場 地域の憩いの場、思い出の広場、犬の散歩が出来る原っぱ
・環境質 空気のきれいなところ、星空が良く見えるところ、水のきれいなところ
<地域の悪いところ>
・公害 幹線道路や工事からの大気汚染、騒音、振動、不法投棄
・生活公害 生活排水の汚れ、ごみポイ捨て、不法駐車、光害
・生活環境 歩きにくいところ、物騒なところ、危険なところ
☆環境診断マップの調査項目