1. 鈴鹿山脈/登山日記

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  • 元禄国絵図 近江国

江戸幕府の命で作成された絵地図。国立公文書館デジタルアーカイブに収録。また、文字を判読しにくいが滋賀県立図書館の近江デジタル歴史街道にもあり。

鈴鹿山脈で山名が記載されたものは、北霊山、本霊山、中霊山、中河内山(美濃側:藪谷山)、三國嶽、鈴ヶ嶽、御池嶽、君ヶ畑越(伊勢側:治田山)、釈迦嶽、水昌嶽(伊勢側:ゆる木石山)、高畑山(伊勢側:鈴鹿山)、油日山(伊賀側:北打山)。他に、梓山、仏返(国立公文書館・天保国絵図は仏通)、観音山(百済寺付近)、飯髙山(入道ヶ原付近)など。大萩山は日本コバか。綿向山は文字が摩滅したか。伊吹山や霊仙山には池が描かれている。

鈴鹿主脈の山越え道には、五僧村、焼尾越、君ヶ畑越、八風越、根平峠千種越、大久保越、小岐須越、安楽越、鈴鹿越、余野あり。

なお、明治12年の滋賀県管内坂田郡誌に「靈山ハ、三山ニ區別ス、北靈山ハ、醒ヶ井ノ南二在リ、本靈山ハ、犬上郡ノ界、美濃国境ニ在リ、中靈山ハ、本靈山ノ西ニアリ、絶頂、共ニ水ヲ湛フ」とはある。(作成 2016-05-07)

  • 伊勢国図

延享元年に写したと書かれているが原図の情報がない。古地図データベース伊勢国図のうち、3枚目の画像が見やすい。

鈴鹿山脈で山名が記載されたものは、三国岳、熊坂岳、藤原岳、治田山、丹生川山、◯見岳、鳥越岳、鎌ヶ岳、水沢山、入道岳、野登、仙人岳、三子山、鈴鹿山。山越え道は東海道を含めて9つの記載がある。(作成 2016-05-07、更新 2017-09-22)

  • 大日本輿地便覧 乾

全国地図。国立国会図書館のデジタルコレクションに収録されており、鈴鹿山脈関係の地図は伊賀國伊勢國近江國美濃國。徳島大学附属図書館の貴重資料高精細デジタルアーカイブも見やすい。

鈴鹿山脈で山名が記載されたものは、伊勢國で三国岳、熊坂岳、藤原岳、釈迦岳、国見岳、御三所岳、入道岳、ス〃カ山。近江國でシャカタケ、水昌岳。山越え道は多数書き込まれているが、名称があるものは伊賀國で加太越・大剛寺峠、近江國で八風越、東海道。

なお、ベルリン州立図書館に収録されている伊勢國再編は記載内容が少し異なる。また、神戸大学付属図書館や、国文学研究資料館(人間文化研究機構)から鮮明な伊賀國伊勢國近江國美濃國を閲覧できる。(作成 2016-05-07)

  • 細見美濃国絵図

信州大学附属図書館の近世日本山岳関係データベースに収録されている。また、岐阜大学機関リポジトリの細見美濃国絵図に、pdfの2ページ目として収録されている。

鈴鹿山脈は霊山、三国山の山名のみ。周辺に、伊吹山、笙岳、養老タキが見える。(作成 2016-05-07)

  • 天保国絵図 美濃国

江戸幕府の命で作成された絵地図。国立公文書館デジタルアーカイブに収録。

鈴鹿山脈で山名が記載されたものは、いく里山、藪谷山(近江側:中河内山)、三國ヶ嶽、烏帽子ヶ嶽(伊勢側:熊坂ヶ嶺)。また、山越え道は時山~五僧経由の道が描かれている。(作成 2016-05-07)

  • 天保国絵図 近江国

江戸幕府の命で作成された絵地図。国立公文書館デジタルアーカイブに収録。また、前年の天保八年の石高を記載した地図が Stanford Digital Repository と、解像度が低いが近江デジタル歴史街道にある。

内容は元禄国絵図の改訂版に見える。八尾山が追加され、綿向山はしっかり書き込まれている。千種越の南に描かれた水昌嶽(伊勢側:ゆるき石山)は、名称からして現在の国見岳のことか。(作成 2016-05-07)

  • 天保国絵図 伊勢国

江戸幕府の命で作成された絵地図。国立公文書館デジタルアーカイブに収録。

鈴鹿山脈で山名が記載されたものは、熊坂嶽(美濃側:烏帽子ヶ嶽)、三國嶽、鈴ヶ嶽、御池嶽、治田山(近江側:君ヶ畑越)、釈迦嶽、◯◯き石山(近江側:水昌嶽)、三高山、鈴鹿(近江側:高畑山)。薦野温泉の地名があるが周辺の山名は記載なし。

山越え道は、◯◯け越(近江側:焼尾越)、治田越(近江側:君ヶ畑越)、八風越、千種越、大河原越(近江側:大久保越)、鮎川越(近江側:小岐須越)、安楽越、鈴鹿越、大岡寺越あり。

残念ながら文字を読めない。ゆるき石山やりゅうけ越と書かれていると思うが確信できない。当時の人には読めたのか。(作成 2016-05-07)

  • 伊勢国細見図

  • 作者:津藩士・村田佐十郎恒光
  • 作成:1861(万延02)
  • 収蔵:海上保安庁
  • 海図アーカイブ

従来の伊勢国図数種を校訂して作成された携帯用地図。海上保安庁海洋情報資料館の海図アーカイブに、伊勢国細見図その基図とみられる手書き地図が収録されている。

また、三重県立図書館にも伊勢国細見図はあるが解像度不足の欠陥品。地域資料の収集、保全、活用は地元図書館の存在意義に係わると思うが、運営者にその意識が希薄か。

鈴鹿山脈の山名は、三国岳、熊坂山、藤原岳、治田山、丹生川山、銀山、福王山、国見岳、水昌岳、鳥井戸山、水無瀬山、御在所岳、鎌ヶ岳、冠ヶ岳、入道岳、石大神、国見岩、雞足山、仙ヶ岳、明星岳、羽黒山、筆捨山、三箇山、鈴鹿山。山越え道は、竜華越、野尻越、治田越、八風峠、タビカ越、千種越、鮎川越、鈴鹿峠、加太越。

なお、国見岳は八風峠~千種越間に描かれており、国見岳の現在位置には鳥井戸山とある。三岳寺旧セキ、湯山の記載あり。(作成 2016-05-07)

  • 伊能中図 中部近畿

伊能忠敬の原図(1821年(文政4年))から作成されたもの。閲覧は国土地理院の古地図コレクションから「伊能図」を選択し、該当資料の高精細画像閲覧タブにて。

鈴鹿山脈最深部は空白。記載された鈴鹿山脈の山名は、時計方向廻りで熊坂山、藤原山、竜ヶ岳、蝙蝠山、釈迦岳、大方岳、釜ヶ岳、仙ヶ岳、入道岳、明星山、綿向山、百済寺山、八尾山、多賀山、鍋尻山、霊山。周辺には伊吹山、多度山、雀頭山などがある。(作成 2016-05-07)

  • 犬上郡全図

明治期の滋賀県犬上郡地図。作成年は推定。閲覧は近江デジタル歴史街道にて。ただし、性能に不満がある Djvuプラグインが必要。このプラグインは、画像を回転させると中心点がずれてしまう。

鈴鹿山脈に山名は記載されないが、御池岳に6つの池(御花池、中山池、紅葉池、北池、新池、本池)が書き込まれている。なお、霊仙山は霊仙池のみ。滋賀県管内犬上郡誌(1881)によれば御池岳には「山中ニ三十餘池アリ」という。(作成 2016-05-07)

  • 滋賀県管内地理書訳図

明治期の滋賀県全図。閲覧は近江デジタル歴史街道の滋賀県管内地理から。ただし、Djvuプラグインが必要。

まずは当時の滋賀県が若狭湾に面していたことに驚く。文字が判然としないが、土山(甲賀郡)に白倉峯、三竜岳、竜王平、方丈ヶ岳、日雲山、大岩山など見慣れない山名が見える。日本山嶽志に記載のある白倉峯、龍王ヶ平が気にかかる。御山所は御在所岳か。また、永源寺の裏山は大物山とある。

この地図は前年に発行された「滋賀県管内地理書」をもとに学習用に作成された略図らしい。甲賀郡についてはページ13にある。(作成 2016-05-07、更新 2016-11-01)

  • 滋賀県管内地理訳図

明治期の滋賀県全図。閲覧は近江デジタル歴史街道の滋賀県管内地理訳図から。ただし、Djvuプラグインが必要。

上記「滋賀県管内地理書訳図」と同様に甲賀郡の山名記載があるが判読し難い。編集人を代えて、同一発行者、同一書名で明治19年に判読しやすい地図が発行されている。(作成 2016-11-01)

  • 新撰滋賀県管内全図

明治期の滋賀県全図。閲覧は近江デジタル歴史街道の新撰滋賀県管内全図から。ただし、Djvuプラグインが必要。

この地図でも、滋賀県は若狭湾に面している。明治時代の地図だが、表現方法は元禄図、天保図と大差ない。上記の「滋賀県管内地理書訳図」などと同様に文字を判読し難いが、土山(甲賀郡)に、御山◯、◯王平、三竜岳、方丈嶽、日雲山、誠越などの見慣れない山名が見える。村落名称の記載があるので山岳位置を詮索できるが、千種越直近の国境に綿向山が書かれていることから、記載された山岳の位置は相当に怪しげ。(作成 2016-05-07、更新 2016-11-01)

  • 鉱山借区図/第5

対象地域は、福井県、京都府、滋賀県、大阪府、奈良県、三重県、和歌山県。閲覧は近江デジタル歴史街道の鉱山借区図/第5から。ただし、Djvuプラグインが必要。

治田、政所に金・鉛、蛭谷にマンガンと大きく書き込まれている。平子の石炭は廃業。また、小さく甲津畠に銅、大河原に金、黒滝に銅、別名(治田の東側)に銀銅、水沢に銀、鈴鹿市小社に硝子石、加太に石炭とある。山名は、現在の国見岳・御在所岳・鎌ヶ岳のエリアに冠岳、ユルギ石山、水晶岳、釜ヶ岳、鎌岳が密集して記載されている。

なお、甲津畠の鉱山には滋賀県管下近江国六郡物産図説4/野洲郡・蒲生郡/近江国蒲生郡甲津畑村銅山絵図、大河原の鉱山には滋賀県管下近江国六郡物産図説3/甲賀郡下/土山大河原火打石・石灰・鉱山産出之素図、黒滝の鉱山には滋賀県管下近江国六郡物産図説3/甲賀郡下/土山黒滝/鉱山之素図(何れも明治6年)が存在する。近江デジタル歴史街道で滋賀県管下近江国六郡物産図説を検索すると、鉱山の採掘法精錬道具運搬方法銅山・器械執行図石灰山・器械全図などある。(作成 2016-05-07)

  • 滋賀県管内地理訳図

明治期の滋賀県全図。閲覧は近江デジタル歴史街道の滋賀県管内地理訳図から。ただし、Djvuプラグインが必要。

この地図にも、甲賀郡の三重県境周辺に白倉峯、三竜山、竜王平、方丈岳、日雲山、三霊岳、大岩山、音羽山などの山名が見えるが、山岳位置の把握は困難。穴空きがあるが文字は鮮明だ。(作成 2016-11-01)

  • 近江国新町村全図

明治期の滋賀県全図。閲覧は近江デジタル歴史街道の近江国新町村全図から。ただし、Djvuプラグインが必要。

日野町鎌掛に小嶽、その東の郡界に厨頭冠とある。日野菜のホームページに「ふるさと鎌掛の歴史」の引用があり、「厨頭冠山」(くりやまとやま)や「研山」が出てくるがこれか。また、合螺ヶ嶽は現在の仙ヶ岳か。(作成 2016-05-07)

  • 大正新刻 最新滋賀県全図

大正期の滋賀県全図。閲覧は近江デジタル歴史街道の大正新刻 最新滋賀県全図から。ただし、Djvuプラグインが必要。

何故か西和醤油醸造場の名称が大きく入っている。発行は大阪の和楽路屋。地図の上辺が北、地名の記入は水平方向に統一されて現代的な雰囲気がする。御在所岳など、現在と同様の山名が多く見られるが、仙ヶ岳付近に合螺ヶ岳がある。

鈴鹿山脈には、霊仙山、中霊仙、五僧、三国岳、焼尾越、鈴ヶ岳、御池岳、藤原岳、竜ヶ岳、八風峠、釈迦岳、千種越、水昌岳、御在所岳、鎌岳、鮎川越、雞足山、合螺ヶ岳、安楽越、鈴鹿峠、高畑山、三国山、油日山。他に、高室山、高取山、日本コバ、雨乞ヶ岳、綿向山、龍王山。(作成 2016-05-07)

  • 滋賀県甲賀郡図

大正期の滋賀県甲賀郡の地図。近江デジタル歴史街道に収録。ただし、Djvuプラグインが必要。

御在所岳、雨乞岳、綿向山、鎌ヶ岳、那須原、油日岳、鈴鹿峠が、それらしい位置に書き込まれている。同資料には江戸期の甲賀郡絵図/内務部第6課地理掛書類編冊も収録されているが、鈴鹿山脈についてはさっぱり。(作成 2016-05-07)

  • 滋賀縣全圖

大正期の滋賀県全図。国際日本文化研究センター所蔵地図データベースに、「滋賀縣全圖」として収録。 発行は東京市神田区の金刺製図部。

三池岳付近に編笠山とある。記載された鈴鹿山脈の山名は霊仙山、鍋尻山、高室山、鞍掛山、高取山、日本コバ、三國嶽、鈴ヶ岳、藤原岳、龍ヶ岳、釈迦ヶ岳、水晶岳、御在所山、鎌ヶ岳、雨乞岳、龍王山、綿向山、仙ヶ岳、三兒山、高畠山、三國嶽、油日岳、厨頭冠、小岳。幾つかの山は標高値がメートル単位で書き込まれている。

虫至谷(蛭谷)、大君ヶ島越(大君ヶ畠越)など誤字が散見される。千種越の北に書き込まれた水晶岳は、従前は千種越の南に書かれた水昌岳(伊勢側名称:ゆるぎ石山)の誤字と位置の誤記載だろうか。「近畿の山と谷」初版(昭和7年)では、水晶岳の位置は根ノ平峠の南と北の2説があるが、決着を付ける確かな根拠はないとしているので気になる。案外、この地図が諸悪の根源なのかも知れない。(作成 2016-05-07)

  • 滋賀縣管内全圖

大正期の滋賀県全図。国際日本文化研究センター所蔵地図データベースに、「滋賀縣管内全圖」として収録。

記載された鈴鹿山脈の山名は霊仙山、鍋尻山、高室山、三國嶽、鈴ヶ岳、御池山、天狗岩、藤原嶽、日本コバ、龍ヶ嶽、釈迦ヶ嶽、御在所山、鎌ヶ嶽、雨乞嶽、龍王山、綿向山、高畠山、那須ヶ原、油日岳。また峠道に焼尾越、大久保越が見える。山岳の標高値は尺単位。(作成 2016-05-07)

  • 近江蒲生郡図

大正期の滋賀県蒲生郡の地図。近江蒲生郡図/大正11年/「近江蒲生郡志」第1巻付図。近江デジタル歴史街道に収録。ただし、Djvuプラグインが必要。

水晶嶽、綿向山、龍王山が記載されている。ただ、水晶嶽は県境でなく、杉峠との関係から現在の雨乞岳の位置に書き込まれているように見える。(作成 2016-05-07)

  • 三重県地図

大正期の三重県地図。個人サイト「近鉄線 旅と切符の資料室」で大正13年の三重県地図として公開しておられる資料。書誌データの記載はない。

記載された鈴鹿山脈の地名は現在と差はない。すなわち、三国嶽、鞍掛峠、鈴ヶ嶽、御池嶽、藤原嶽、龍ヶ嶽、釈迦ヶ嶽、鎌ヶ嶽、綿向山、野登山、鈴鹿峠、筆捨山、油日嶽。鉱山マークが治田、野登山、筆捨山にある。(作成 2016-05-07)

  • 滋賀県史/第6巻/附図

滋賀県史の附図。閲覧は近江デジタル歴史街道の滋賀県史/第6巻/附図から。Djvuプラグインが必要。

地図五枚の内、全県図は四枚。内容は、1:遺跡・史跡、2:国宝分布、3:信徒・寺院分布、4:藩領分布。四枚目の藩領分布は地域名称を知るのに便利。(作成 2016-05-07)

  • 滋賀県

滋賀県全図。閲覧は近江デジタル歴史街道の滋賀県から。Djvuプラグインが必要。

三角点や等高線が入った陸地測量部の地図。干拓前の西の湖(琵琶湖)が大きい。鈴鹿山脈の山名は現在と同様で、霊仙山、鍋尻山、高畑山、三国嶽、鈴鹿嶽、御池嶽、藤原嶽、竜ヶ嶽、日本コバ、釈迦ヶ嶽、御在所山、雨乞嶽、綿向山、鎌ヶ嶽、野登山、油日嶽。小岐須渓谷(鈴鹿市)にある鉱山マークは椿岩か。(作成 2016-05-07)