鈴鹿:国見岳
ブナ清水経由で国見岳。シロヤシオは裏年で花やツボミは僅か。
- 登山日
- 2012年5月20日日曜日
- ルート
- 朝明渓谷-ブナ清水-ヤシオ尾根-国見岳-根ノ平峠-朝明渓谷(散策路)
ブナ清水
千種街道を登り、標識に従って「ブナ清水」への道に入る。左に崖が現れて下方に滝が見える。直ぐに崩壊した小谷を跨ぐと、カマ跡が点在する水流沿いの道になり、雰囲気を楽しんで歩くうちに「伊勢谷・池の尾・(ブナ清水)」の標識に到着した。


周辺は複雑地形。散策すればアメンボウが泳ぐ小池(水溜まり)がひとつ、カクレ谷側には乾いた池、さらに下れば小さな平坦地にカマ跡が二つ。こんなところでも炭焼きをしていましたか。カクレ谷左岸の尾根を登って来たものか。
地図の大きさ:600×150 600×500 600×600
地図の大きさ:600×150 600×500 600×600 説明:地図表示について
この地図はGPS(Germin eTrexH)で取得した軌跡を編集して地形図に重ねたもの。(赤線:登路、青線:下山路、:ブナ清水、
:乾いた池、
:カマ跡、
:桃岩、
:石門)
国見岳
シロヤシオは裏年。僅かに花やツボミを見られるだけ。やや時期が早いとはいえ、これほどに花がないとは思わなかった。雨が降りそうなので国見岳から引き返すことにする。


桃岩へ寄り道。この辺り、少し藪っぽいがササがないので自由に歩ける。大正13年の観光パンフレットには「桃石」として、「温泉場より四十五丁國見ヶ嶽の背面石門の北にあり」と記載されているが、ほぼ忘れられた存在。(パンフレットは関西第一の仙境 : 菰野湯の山温泉名勝図絵。裏面に桃岩の写真が掲載されている。追記 2022.11.22)
桃に見えないことはない。この岩に違いないと思うのだが、付された写真では周辺が刈り払われた桃岩の上に人が乗っている。当時は梯子が用意されていたのだろうか。石門へ向かうと家族連れの声がした。僅かな距離なのだが、こちらは賑やかなものだ。
朝明渓谷散策路

県境登山道を下りて往路を引き返し、砂防ダムから朝明渓谷の散策路に入ってみた。
歩いた部分は、ヤマツツジが見られて登山道としては良いが、整備不充分なうえ、雰囲気が陰性で「散策路」のイメージとは隔たりがある。また、開削時のものか不要なテープが残置されており、散策路から迷い出てしまった。
そして、通り雨が全て濡らす。児玉山荘の標識で渓谷道路に出て、濡れた登山者達と駐車場へ向かう。道端の人工池にはモリアオガエルの白い泡玉が出来ていた。
この夜、急激な発熱(39℃超え)があり、翌日はダウンしてしまった。感染症。何かと忙しかった。疲れによる免疫の低下か。抗生物質のお世話になった。
行程表
8:23 | 朝明渓谷駐車場 |
9:51 | ブナ清水 (9:51-10:58) |
11:20 | ヤシオ尾根 |
12:04 | 国見岳 |
13:32 | 根ノ平峠 |
15:08 | 朝明渓谷駐車場 |
追記 2016.10.13
2016.10.10(鈴鹿:ブナ清水 ハライド)には、ふたつの池などに水があった。