朝、昨日からの寒波で藤原岳・竜ヶ岳が白い。四日市から見る御在所岳以南は雲の中だが、やはり冠雪しているのだろう。
奥三河・北設楽郡東栄町の御園花祭保存会による花祭の実演が、愛知県図書館で催された。会議室に舞庭が設けられたが、中央の竈に火がないのは仕方ないところ。観客は200人余り。
最初に、ばちの舞。面を着けずに一人。笛だけの地味な舞だが、修験道の流れを汲むだけあり動きは激しい。そして、榊鬼が登場して反閇を踏む。笛・太鼓は単調なリズムを刻むが見入ってしまう。やがて、まさかりに持ち替えて激しく舞い、神人和合、五穀豊穣、無病息災を祈る。
奥三河に出かける機会などなく、名古屋で見られたことは幸運だったが、Youtube の映像を見ると、この実演はまるで「標本」のように思えてしまう。
遅い出発で中道を往復。靴底を張り替えた登山靴を試しておく。来月には鈴鹿へ行ける機会も増えるはず。
登山道にはドングリがゴロゴロ、ことしは豊作か。山頂部は色付き始めたが、秋本番までは時間が必要。三角点では、何故この時期にと思われるツアーの団体さん。霞んではいるが、近江側に琵琶湖や比良の山が見えた。
12日、中日新聞の一面に「永源寺第2ダム白紙」の記事が出た。最高裁で国側の敗訴が確定したとのこと。
このダムは近江盆地の農業用水を確保するため茶屋川上流に計画されたが、不可欠なボーリング調査を行っておらず違法となった。どのような思惑で動いていたのだろうか。疑念が残る。
Google検索:永源寺第2ダム
三連休の最終日、雨が止むことを期待して午後から出掛けたが武平峠は雨と霧。そして、少しばかり風がある。諦めて菰野へ下り、彼岸花を眺めて帰宅した。
昨年から試していたRSSフィードを廃止した。これも手抜きの一環と言うことで。
気になっていたオーボラ谷の林道へ出かけたが、入り口(大坊ヶ谷橋)から徒歩20分ほどで崩壊していた。ヘビやトカゲに歓迎されて気力喪失、これから先は秋にしよう。
登山用具店・グリンデルワルトに立ち寄れば、小さな張り紙に「少年自然の家」でクマ出没とあった。昨年11月付だ。店の人に聞けば未確認情報とのこと。場所は四日市市水沢町、雲母峰の東麓、植林帯のなかである。検索すると三重岳連(6月3日、最新熊情報)や鈴鹿市観光協会(クマ出没情報)が出て来た。
夕方、三重郡菰野町・田光のシデコブシ群落へ出かけた。今日、自宅周辺のサクラが一斉に開花したが、こちらのシデコブシは既に満開で散り始めている。先週の方が良かったかも知れない。
ケモノ道を拾いながら、ぽつり、ぽつりと咲く花を見て登る。大雨が降れば土砂が流され、照れば乾く。そんな斜面に三坪程か、表土が残されて、そこは小さな花園。踏み入ることもできず、地面に伏して見上げる。遠からず、夢の如くに消え去るかも知れない。
今年は暖冬、積雪が少ない。勢州峠に登っても、木陰に僅かな雪が残っているだけ。
熱田神宮を出て、円通寺に詣でる。ここは、火防の霊験で知られる天狗・三尺坊の寺。
境内に掲げられた「日本最古の秋葉大権現出現の霊地」には、円通寺開山の誓海義本大和尚に弟子入りした三尺坊が狗賓の姿を現し、永劫の守護を誓ったとある。
また、今年も名古屋市内で仕事(のようなモノ)、夕食を探して人気のない街を歩いた。