鈴鹿:御在所岳
蒼滝不動から東尾根に取り付き、中道経由で山頂へ。下山は裏道登山道。アカヤシオの開花は遅れおり、開花前線は五合目手前まで。
- 登山日
- 2019年4月20日土曜日
- ルート
- 蒼滝公共駐車場-蒼滝不動-東尾根-中道-御在所岳-裏道-駐車場
東尾根
蒼滝公共駐車場から階段を登り、御在所ロープウエイ駐車場の東端から放置された蒼滝遊歩道へ入る。道沿いのドウダンには何故か花がない。昨年夏の猛暑の影響か。遊歩道終点から見る蒼滝は枝に隠れて滝上部しか見えなくなった。


少し戻って、石垣から尾根上の廃屋を目指して登る。この斜面にあった道は消え、ガラスの破片など危ないゴミが散らかっている。廃屋から西へ尾根を歩けばレンギョウの花が咲き蒼滝不動。ここから東尾根に取り付いた。
踏み跡がない急斜面を登ると前方に岩が現れるので獣道で右へ逃げる。岩が面倒な尾根中心を避けて北側を歩き、適当な所で尾根に乗った。蒼滝トンネルの上は小さなピークで、これを過ぎると急斜面の登りになる。この時期、まだ常緑樹の落ち葉が少ないので登山靴が滑ることもなく助かる。頑張ってアカヤシオが咲く平坦な尾根に上がった。
アカヤシオは予想以上に良く咲いてはいるが、特定の枝にしか花がない株もある。やはり裏年か。ミツバツツジの花が少ないことも気になる。






尾根上の小規模な岩場を通過すると間もなく小峠に降りる。裏道と中道をつなぐ連絡路が東尾根を通過する所だ。ここから連絡路を歩き中道へ向かう。途中、ロープウェイ架線下で表土が流され、花崗岩の斜面が露出している場所がある。歩くには嫌な感じ。
登山者が行き交う中道に合流すると、正面に三合目標識がある。左の中道下り方向を指して「裏道」とあり、「中道分岐」は意味不明。迷惑な標識だ。
地図の大きさ:600×150 600×300 600×500
地図の大きさ:600×150 600×300 600×500 説明:地図表示について
この地図は Garmin eTrex30 により取得した軌跡を編集して地理院地図に重ねたもの。赤線:登路、青線:下山路、:山頂看板の表示のよる三角点の位置
中道





ロープウェイ架線下を通過すると右側に良く咲いたタムシバがある。こんな所にあったかな。オバレ石でもアカヤシオは咲いているが花は少ない。そのオバレ石や五合目手前では登山道が整備されいる。通過が楽になった。アカヤシオの開花は五合目手前まで。明日には地蔵岩まで開花前線が届きそうだ。


950m辺りの木梯子は階段に模様替えして整備された。この先、七合目までの濃密だったササは枯れ始めたようだ。3年後にはツンツルテンになっているかも知れない。
御在所岳山頂
山頂部・朝陽台の早咲きチャンピョンのアカヤシオは既にツボミの先端が紅い。少し早いように思う。4月は気温が上昇せず、山腹のアカヤシオは開花が遅れているのだが。




新名神高速道路の開通に合わせて施設改修を実施した御在所ロープウエイだが、旧山上ホテルの建屋は撤去を完了。三角点近くにあった東屋も消えて観覧車跡の基礎が見える。その三角点には一等三角点ではない標高が表示されたまま。また、表示された北緯、東経を地理院地図に落としてやると、三角点から南東へ400mほど離れた位置であることが判明する。平成14年の測地系の変更以前の数値だろうか。
裏道


とても疲れたが頑張って裏道へ。登山道は直近が崩れて断崖になっている危険箇所があるものの概ね平穏。土石流跡では植物が増え始めた。藤内小屋でサクラを見てひと休み。木が傷んでいるためか、花咲く枝、緑葉のみの枝、枯れ枝と様々。大廻りになるが、湯の山かもしか大橋経由で駐車場へ帰った。
中道、裏道は登山者多数。東尾根では登山者に出合うはずもないが、クマ出没ブログを見ると先月に裏道でのクマ目撃情報が寄せられている。クマには出合いたくないものだ。
行程表
7:39 | 蒼滝公共駐車場、出発 |
8:15 | 蒼滝不動 |
9:38 | 小峠 |
9:51 | 中道三合目 |
12:35 | 富士見岩 |
13:28 | 三角点、出発 |
13:46 | 国見峠 |
15:13 | 藤内小屋(15:13-15:27) |
16:00 | 裏道登山口(鈴鹿スカイライン) |
16:27 | 駐車場 |
追記
登山中、左の肩ベルト付近に違和感を感じていた。虫に食われたか、何かの植物にかぶれたと思っていたが、皮膚科の医師から帯状疱疹の診断を貰ってしまった。暫く登山をできない。