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  3. 2024年2日14日

鈴鹿:大岩山

「大岩」を探して大岩山まで歩き、大岩山からは栃木谷林道を南へ歩いて土山宿へ帰った。旧東海道の伝馬館へ入れば、明るい室内には雛人形が飾られて華やいでいた。

登山日
2024年2月14日水曜日
ルート
田村神社-大岩山-土山宿-田村神社

大岩山

体調が戻ったし、天気も良いので、火頭子山(鈴鹿:火頭子山 2023-12-20)の下山後に見つけられなかった「大岩」を探しに出かけた。江戸期の東海道分間絵図(国立国会図書館)などで、土山宿の北に記載された「大岩」を探そうという宿題だ。

地図の大きさ:600×150 600×600

地図の大きさ:600×150 600×550 地図表示について

2024.01.06 赤線:登山ルート、紫線:下山ルート、:田村神社駐車場、:大岩か、:大岩山三角点、:東海道伝馬館、:白川神社

田村神社の駐車場から旧東海道を西へ歩けば、北方向の前山の上に「大岩」が見えるようになる。しかし、道路沿いの建物に遮られるので国道1号へ出て、建物の間や横断歩道橋から見える「大岩」を撮影して歩いた。

写真1 大岩写真2 大岩
写真3 大岩写真4 大岩
写真5 大岩

西進して大岩に接近すると、写真中央のピークの南東側に特徴的な岩が見える。なんだかトトロの一場面を思い出した。そして、中央のピークも岩っぽくて、西側にも露岩が見えている。

写真6 大岩写真7 岩で行き止まり
写真8 層状の岩写真9 土山支所方面

南側の茶畑から植林の下端へ行き、伐採地を囲む手前側のフェンス沿いに登って雑木の尾根に乗ると「大岩」が近づいた。

フェンスを離れ、倒木を迂回しながら明るい急勾配の尾根を登ると、岩があって行き止まりになった。「大岩」の下端に達したのか不明だが、危ないので詮索している余裕がない。層状になった岩はボロボロだ。土山支所が見えたが、雑木で展望は良くない。

尾根を下りると、フェンスに戻るまでの間にプラ杭を見つけた。ピーク東側の雑木に細い踏み跡とプラ杭が水平に続いていたので、これを歩いて北側の植林に出た。ほっとする。以降は植林境界を歩くなどして大岩山の三角点に達した。

写真10 大岩

西へ下りて、栃の木峠から舗装された栃木谷林道を歩き、北土山のトラバースロードに出合ったところで大岩を振り返った。最も西側から見た「大岩」の写真だ。

旧東海道・土山宿

写真11 旧東海道写真12 東海道伝馬館

旧東海道を東へ歩いた。伝馬館には斎王や雛人形が飾られている。世話人の方に問えば、土山の斎王群行の行事は再開の話を聞かないとのこと。とても残念だ。

田村神社では、週末(17~19日)の田村まつりの準備がされていた。こんな雪の時期にも、鈴鹿峠や安楽峠を越えて、三重県側からも参詣者が訪れていたのだろうか。これが、旧暦の二月中旬なら随分と違うのだろうが。(伝馬館は月・火・年末年始が休館。扇屋伝承文化館は土・日・祝祭日の昼前後のみの開館らしい。)

行程表

10:12田村神社駐車場、出発
11:53大岩(11:53-12:12:03)
12:55大岩山三角点
13:38栃木谷林道・トラバースロード交差点
15:03田村神社駐車場
(作成 2024.02.15)