ホットショットJr.



 レーサーミニ四駆の記念すべき第1号マシン。Jr.とはRCカーのジュニア版であるという意味で、当時、人気・性能ともに高かった4WDオフロードRCカー、ホットショットのボディスタイルを受け継いだミニ四駆である。それゆえ、レーサーミニ四駆はオフロード系RCカーのジュニア版として製作されており、タイプ1シャーシはオフロード用に開発されたものであったため、初期のタイプ1シャーシのフロントバンパーにはローラーを取り付けるねじ穴がなかった。また、初期のキットの特徴として、グレーホイール、白ギヤー、銅色シャフトがあげられ、箱の中には中帯があり、ナンバーもKIT NO.がついている。時代が進むとホイールも白色になり、ギアーも高速ギアーと低速ギアーの区別をわかりやすくするためにカラーギアーが採用され、シャフトも銅色から銀色に変更になる。箱に記載されているナンバーはKIT NO.からITEMに、住所も静岡市小鹿からONDAWARA SHIZUOKA-CITYに変更になり、箱の内側には中帯がなくなる。(同時にすべての要素が変更になったわけではない。)
 写真のキットは、グレーホイール、白ギヤー、穴なしフロントバンパーなどの特徴があり、箱にはKIT NO.、小鹿の住所が記されているため、初期の生産ロットのキットである。
 今さらではあるが、ホットショットの後継者である、ホットショットUスーパーショットもレーサーミニ四駆化して欲しいものである。

 初代のものは1991年1月まで製造されていたが、ITEMナンバーが同じ18001(またはKIT NO.2901)のキットは、限定復刻版(ホットショットJr.(限定復刻版))、USA輸出仕様が存在する。