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  3. 2008年11月16日

鈴鹿:入道ヶ岳

GPS(Garmin社製eTrexH)の試運転。第2回は「植林帯と谷道」での試験をするために、井戸谷と二本松尾根の登山道を選んだ。結果は良好であり、前回の御在所岳と同様に軌跡を電子国土の地形図に表示した。

登山日
2008年11月16日日曜日
ルート
井戸谷-入道ヶ岳-二本松尾根

従前のGPSの状況

写真1写真2
写真3

午後には雨が止みそうなので、GPSの試運転に都合が良い入道ヶ岳に向かった。入道ヶ岳の下部は植林帯であるし、井戸谷は二段の滝付近が電波状態の悪そうな谷道なのだから。

旧機種(eTrex Vista)は、井戸谷、二本松尾根ともに標高550m以下では衛星を充分に捕捉できず、使い物にならなかった。

また、入道ヶ岳・磐座めぐりでは、イワクラ位置図の作成に、より高感度のエンペックス社製map21EX(センサーはSiRF社製)を使用したが苦戦しており、軌跡が途切れることがあった。趣味とはいえGPSばかり買っていると、もっと貧乏になってしまう。3機種目のeTrexHには善戦を期待している。

井戸谷

椿大神社は七五三で盛況らしい。西側の駐車場は満車なので、林道に入って広河原に自動車を置いた。林道終点に10台程の自動車が入っている。昨日から猟期だが、こちらは団体さんの登山らしい雰囲気がする。

井戸谷登山道の始まりは植林帯のジグザグ道。石神の前にて、eTrexH は Accuracy を7mと表示して衛星を捕捉している。植林帯を抜けると黄葉の道になり、一面の落ち葉を踏みながら霧の中を歩く。薄暗い道なので、コンパクト・デジカメで撮影した写真は手ブレの量産になった。6番標識付近で下山してくる集団と行き違う。今日、出会った登山者はこの人達だけ。

写真4

入道ヶ岳山頂

山頂は弱い風だが汗で濡れた背中が冷たい。登山者とパラグライダーで荒れて裸になっていた草地は、かなり回復したように思われる。寒いので早々に下山した。気圧で計測するタイプではないが、eTrexHは三角点の標高を907mと表示した。

二本松尾根

写真5写真6

滑りやすい登山道を下る。手頃な幹に手を伸ばせば、一斉に水が降りかかる。今日はストックを使っているが、久し振りにゴムキャップを取って石突を出した。登山道は黄色の絨毯、どこが道なのか解らない程に降り積もっている。

境界標石がある天狗の腰掛けまで下ると、なんと赤い矢印のペンキマークがあった。天狗に怒られても知らないゾ。

避難小屋を過ぎると広葉樹の道は終わる。小岐須乗越では、右折(南)の登山道入口にスギの枝が1本、道を塞ぐように置かれている。滝ヶ谷の登山道は通行できないほどに荒れているのだろうか。

左折して植林帯へ下りると間伐材があちこちに転がり、木工所のようにスギの匂いに満たされている。鈴鹿森林組合の告知に、平成20年9月3日~平成21年1月20日まで間伐作業とあった。下山して椿大神社に参詣、無事の登山にお礼する。

地図の大きさ:600×150 600×350 600×600

地図の大きさ:600×150 600×350 600×600 説明:地図表示について

写真7

右肩に乗せたeTrexHにより30秒間隔で取得した軌跡データを前回の御在所岳と同様に電子国土(→地形図)に表示した。地図は拡大・縮小、さらにドラッグで移動できる。

表示されるまで少々の時間を要する。軌跡データは未編集だ。

イワクラ位置図の軌跡に比較して、二本松尾根登山道では植林帯の谷道が良い状態で記録されるなど性能向上を実感できた。試運転はこれにてお仕舞いにする。

追記 (2014.05.25)

電子国土Ver.3の運用停止に伴い、地図を国土地理院の地形図に差し替えた。

行程表

12;21広河原
13:36入道ヶ岳山頂・三角点(13:36 - 13:45)
15:09広河原
(作成 2008.11.18、OpenLayers2 → 6 に変更 2022.01.23)