城山苑アルバム

職員出張報告


JKAレジアスエース職員出張しました
平成24年3月18日
三重県デイサービスセンター協議会(中南勢地区)第4回研修会の「ドライバー講習会(実技編)」へ、出張し参加された皆様と共に意義深い時間を過ごしました。

あっ!申し遅れましたが、私このたび財団法人JKA様より社会福祉法人千草きらら会へ寄贈されました、トヨタレジアスエースと申します。

簡単な自己紹介を致します。
身長:(長さ)は538p、ウエスト:(幅)188p・(高さ)227p、体重:(重量)3030sです。主食はガソリン燃料、10人乗り、四輪駆動の足腰のしっかりした巨体です。
車いす2台を収容できる働き者です。城山苑では名実ともに一番の巨体ですから、1号車と呼ばれるようになりました。
2月22日にトヨタさんから城山苑へ来て研修終了後、3月1日付にて業務開始を拝命致しました。
一生懸命頑張ります。どうぞ宜しくお願い致します。

            研修会場は松阪市曽原町にあります

  「ハートフルみくも 文化センター」です。


↓会場へ到着して開催を待ちます。小雨が降る空模様、送迎の練習には良い天気です。

  





主催者様よりご紹介をいただきました。実技内容はハートフルみくも駐車場を時計回りに周回します。

速度は20q走行、一部に段差を設け左右の車輪が交互に段差を超えます。


   


 7名づつ2班編成として、ドライバー・添乗者・2名は車いす利用者・3名の歩行利用者の7名乗車といたします。


実技開始です。皆様普段から送迎をされて見えますので、手慣れていらっしゃいます。

      

車いすの操作、リフトの操作、車いすの固定など介護に必要な技術に精通されてます。

     

私の取扱いも丁寧にしていただき、上手で安心致しました。

熟練された皆様でも私の巨体に関心してくださり室内が広い、快適、移動が楽など喜んで見えました。


     




私を操作し、課題である発進、回転、加速、段差越え、バック誘導、停車の実技に入ります。

  

↓速度20q走行からコーンを曲がり段差越えに向かいます。

   

段差越えではドライバーは「揺れますからご注意ください」と車内の皆様へ呼びかけてみえました。乗客の安全を思いやるやさしさに心がうたれました。

  

周回して到着です。
  

添乗者は車から降りてバックの誘導です。5mを超える長身ですから、安全運行には誘導が大切です。
見事に目印の赤ラインへ停車しました。

  


 研修会へ参加された皆様有難うございました。
私を丁寧にやさしく扱ってくださり感謝しております。




添乗者有りのマニュアルを持参
平成24年3月18日

添乗者の有り無し

 一般には2,700CCクラスのワゴンタイプに添乗しているケースがあります。そのくらいの車両になりますと、病院や福祉施設などでは送迎専門の運転手を採用します。車両の運転のみを目的に採用しますので、定年退職後の比較的高齢者が運転を行います。前職もタクシーの運転手、タンクローリーの運転手、運転とは無関係の職種の方など様々の経歴です。

中にはヘルパー2級などの資格を持っている方も見えますが、医療、介護の専門職ではありません。そのため介護職の職員を添乗させ送迎を行います。このような場合は役割分担が明確です。運転手は運転に専念し安全運転を心がけます。車の操縦、リフトの操作、車いすのロック、安全確認など車や器具の操作を行います。

   
 





























 一方添乗者は、利用者(乗客)の対人援助に専念し、利用者の介助、話し相手、気配りなどを行います。またバック時や細い道など運転手の操縦を助け、前後左右の安全確認や誘導を行います。

 添乗者ありの別件として、利用者の容態が添乗者を必要としているケースがあります。こちらは添乗者の役割がより重要になります。容態が重症の利用者ですから、車いすや、リクライニング車いす、ストレッチャーなどに乗り送迎します。血圧不安定や在宅酸素使用、姿勢保持困難、嘔吐や誤嚥の危険、認知症状が激しい場合など様々な原因が考えられます。このような場合は運転手、添乗者、利用者の3人乗車が多くなりますから、定員が少ない車両を使い機動性を確保します。




送迎出発前の点検、帰着時点検

 基本は自動車教習所にて学ぶ発進時と同一です。自家用車と違い送迎車両はいつも同じ運転手が乗車するわけではありません。

出発前には、送迎車両の全体を一周してボティの損傷が無いかを確認します。前日までの破損を気づかずに運転しますと、自分の事故として申告することになります。

   
         


そのような失敗を防止する意味から、出発前の点検、走行距離確認、ガソリンチェック、タイヤの空気圧チェック、破損部分のチェック、車内清掃および備品(レスキューセット、マジックテープ式シートベルト、傘、車いすポンチョ・携帯電話)チェックを行います。

夕方の送りが終了し施設へ帰着した時も一日の走行距離を記録し、車両損傷の有無を確認します。車両の清掃は朝のお迎え時間はせわしないので夕方の帰着時がゆとりを持ってキレイに掃除できます。




車内備品

レスキューセット

 写真は、車内において嘔吐や排便、切り傷などに対応できるよう、100円ショップのプラケースを使い、必要最低限の備えを用意してあります。

備品の内容は@使い捨て手袋SとM、Aマスク、B三角巾、Cティッシュ、D除菌濡れティッシュ、Eレジ袋、Fバンドエイド、Gブドウ糖

皆様の施設にて必要と思われるものを追加されると便利に使用できます。



    


ページ数はまだまだ有るのですがご紹介は次の機会へと作者が申しております。

失礼致しました。