昭和の歌,平成元年,平成2年,平成3年,平成4年,平成5年〜,平成7年,平成8年,平成9年〜,平成11年〜,平成13年〜,平成15年〜,平成17年〜,平成19年〜,平成21年〜,平成23年〜,平成25年〜,平成27年〜,平成29年〜,平成31年
目次
平成3年
Eyes
to me,愛染かつらをもう一度,I LOVE YOU[I
love you],あなたに会えてよかった,あの頃のように,ALONE,It’s my JAL,We love the EARTH,Wednesday Moon,歌えなかったラヴ・ソング,ETERNAL
WIND〜ほほえみは光る風の中〜,想い出の九十九里浜,Oh! Yeah![ほどけた髪が],替え唄メドレー,替え唄メドレー2,格好悪いふられ方,彼は友達,KISS,Crime of Love,恋挽歌,Silent Jealousy,佐渡の恋唄,さよならイエスタディ,さよならだけどさよならじゃない,しゃぼん玉,湘南My Love,Just time girl,START,SAY
YES,Say
Anything,SEVEN
YEARS AFTER,卒業,それが大事,太陽と埃の中で,Choo Choo
TRAIN,翼をください,伝説の少女,遠い街のどこかで,どんなときも,情けねえ,何も言えなくて…夏,ネオ・ブラボー!!,流恋草,はじまりはいつも雨,ハートをWASH!,離したくはない,ひとすじになれない,火の国の女,BEAT EMOTION,BELIEVE IN LOVE,PIECE OF MY WISH,二人静−天河伝説殺人事件より,冬がはじまるよ,ほっとけないよ,僕はこの瞳で嘘をつく,ぼやぼやできない,真夏のトレモロ,メタモルフォーゼ,LOVE IS ALL、ラブ・ストーリーは突然に,Love Train,LADY NAVIGATION,Rosa
Eyes to me(2020.11.13)
平成3年,詞:吉田美和,曲:中村正人,唄:DREAMS COME TRUE
「ブルーのシャツ着たら すごく似合う」と始まる。
ハッピーソング。
「こっち向いて笑って」「私だけにくれる あの顔で」以外に内容は無いんじゃないかというほどだが,歌唱がとっても幸せそうで,聴いているだけでハッピーになる。
『ツンデレ』という言葉が流行語大賞にノミネートされたのが平成18年,この頃にはまだこの言葉の影も形もなかったはずだが「私だけにくれる あの顔」などというのは『ツンデレ』の大きな要素ではないか。
たまにはハッピーさ全開の歌も悪くない。
愛染かつらをもう一度(2024.3.6)
平成3年,詞:星野哲郎,曲:新井利昌,唄:島津亜矢
「花と嵐の 青春を 涙と共に 生きるとき 父さんあなたの 主題歌だった 古い艶歌が わかります」と始まる。
「真実(まこと)つくした男道 敗れたけれど 悔いはない」という昭和親父を,「どうぞ元気で 唄ってほしい 愛染かつらを いつまでも」と元気づける歌。
I LOVE YOU(2022.12.10)
平成3年,詞:尾崎豊,曲:尾崎豊,唄:尾崎豊
「I love you 今だけは悲しい歌聞きたくないよ I love you 逃れ逃れ 辿り着いたこの部屋」と始まる。
『卒業』1)が尾崎の代表作と言われているようだが,この歌の評価も高い。私はこの『I LOVE YOU』が尾崎の歌の中ではベストだと思っている。
「何もかも許された恋じゃないから 二人はまるで 捨て猫みたい」という状況説明した上で,「この愛なしでは生きてさえゆけないと」と想いも歌われている。
フジテレビ系ドラマ『北の国から』(田中邦衛)挿入歌。
1) 「卒業」(昭和60年,詞:尾崎豊,曲:尾崎豊,唄:尾崎豊)
あなたに会えてよかった(2020.9.18)
平成3年,詞:小泉今日子,曲:小林武史,唄:小泉今日子
「サヨナラさえ 上手に言えなかった」と始まる。
比較的解りやすい詞だ。「時が過ぎて 今 心から言える」と言うのだから「上手に言えなかった」「サヨナラ」から時が経っていることが解る。微かな後悔が無いでもないが,それでも今なら「あなたに会えてよかった」と言える。よい思い出として残ったのだ。
詞のテイストは昭和を残しており,曲も昭和中期調ならもっと私の気を惹いただろうが,何と言っても曲が平成だ。
あの頃のように(2024.4.10)
平成3年,詞:障子久美,曲:障子久美,唄:障子久美
「Tell me あれからどうしていたの 少しずつ 互いの知らない時間埋めましょう」と始まる。
「傷ついたのも 悔やんだのも 再び出逢えるためのJust memories」「あなた以上に愛せる人は どこにも居ないの永遠に」「あの頃のように 無邪気に笑う 私になれたの わかるでしょ もう帰らない もうわない あなたのJewelに替えて私を」という歌。
『幸運の女神には後ろ髪はなく』,『後悔先に立たず』とか『覆水盆に返らず』などの諺が少なくない中,これは珍しく『焼け木杭に火がついた』状態のようで,ハッピーエンドの歌のようだ。
TBS系ドラマ『それでも家を買いました』(三上博史,田中美佐子)主題歌。
ALONE(2021.1.22)
平成3年,詞:稲葉浩志,曲:松本孝弘,唄:B’z
「夕焼けの街は激しさをそっと 忘れてる」と始まる、最初からなんのことか解らないがまあいいだろう。
「君を思い出す」ということで,全体としてはそのような歌。
「誰もが胸の奥によく似た夕陽を持ってる」などというのは好みではない。自分の胸には夕陽があるのかもしれないが,「誰もが」などと勝手に一般化して欲しくない。そもそも夕陽とは何を表しているのか。
「いつかいなくなるような そんな気がしてたけど 時代がまわり また君を見つけるだろう」とあるがこの辺りの感覚もよく解らない。
最後は「今 君に 逢いたい」と終わる。逢いたいというのが言いたいなら,ゴチャゴチャ理屈をこねずに,素直に逢いたい気持ちを表せばよいのではないか。なんとなく,言葉で飾ろうとしているように感じて共感できない。
別れの予感を放置した結果が現在の状況だろう。若いうちは失ってからかけがえのないものだったと気付く。
関西テレビ:フジテレビ系ドラマ『ホテルウーマン』(沢口靖子,高橋ひとみ他)主題歌。
It’s my JAL(2025.11.9)
平成3年,詞:渡辺克巳,曲:鈴木キサブロー,唄:KATSUMI
「夢から醒めればそこにはMysterious place まるで誘われる様に 瞳を閉じてもはじけるよSparkling Sun」と始まる。
爽やかな曲でいいのだが,「瞳を閉じて」はどうしても引っかかる。「瞼を閉じて」ではないのか。このようにして言葉は変わっていくのか。
We love the EARTH(2021.4.19)
平成3年,詞:小室哲哉,曲:小室哲哉,唄:TM NETWORK
「Don’t worry 地球上で 今は二人だけだよ」と始まる。
歌詞からは「君に会うために生まれた 愛するために生まれた」という個人的な感情は伝わって来るが,それが「We love the earth」とどう繋がっているのか解らない。二人が巡り会った場所,あるいは二人を生んだ場所だからということなのだろうか。
詞に難解な言葉が使われているわけではない。それぞれのフレーズの意味はシンプルなのだが魂の叫びが聞こえない。その場限りの軽薄な言葉が並んでいるように感じてしまう。
受け手である私の精神状態のせいかもしれない。
Wednesday Moon(2025.4.21)
平成3年,詞:徳永英明,曲:徳永英明,唄:徳永英明
「都会の片隅で 咲いたばかりの花が アスファルトのビルの影に またひとつ消えてゆく」と始まる。
「愛も」「言葉も」「急ぎ足の時のせいで 時代に溺れてゆく」とあり,確かに平成の「時」は「急ぎ足」で流れているようで,その象徴が平成の歌だと感じる。但し,この歌のメロディーはゆっくりと流れている。「失くした愛の言葉」とあるが「愛の言葉」をなくしたのは「時」のせいばかりではないだろう。
「信じあえるならば…」と言うが,信じ合えなくなってしまったのではないのか。自分しか見えていないのではないか。
歌えなかったラヴ・ソング(2021.2.12)
平成3年,詞:真名杏樹,曲:都志見隆、唄:織田裕二
「最終日のゼミは長く 俺たちは汗ばみながら 胸の中で卒業までの日々を数えてた」と始まる。
昭和の香がする。
「90年代(ナインティ―ズ)のラヴ・ソングを贈ろう」というのはどういうことだろうか。この時点でまだできていない歌ということなのだろうか。よくは解らないが,就職関連で引け目を感じ,告白できなかったということなのだろう。これをラヴ・ソングが歌えなかったと表現した。90年代のラブ・ソングはこれから作るものだが,唄いたくても唄えないというところか。
ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜(2023.10.19 )
平成3年,詞:西脇唯,曲:西脇唯・緒野原洋子,唄:森口博子
「まるで悲しみのかけらだわ 街をとざす ガラス色の雪 明日をさがす瞳さえも くもらせてゆくの 闇のかなた」と始まる。
「まぶたを閉じれば帰れるの 暖かな時間… 思い出たち…」。何度も繰り返される「Pray don’t break a peace forever」はガンダムの世界観に合わせているのだろう。
「さよならが教えてくれたの あなたの本当のやさしさ」。これがアニメのストーリーとどう関係しているのか知らないが,これは昭和の感性に違いない。
松竹系アニメ映画『機動戦士ガンダムF91』エンディングテーマ。
想い出の九十九里浜(2021.12.30)
平成3年,長戸大幸,曲:織田哲郎,唄:Mi-Ke
「別れたあの夏を 忘れられないの」と始まる。
詞も曲も昭和40年代を意識してつくられたものだろう。歌詞にはグループ・サウンズのヒット曲の曲名が並べられており,曲もいかにも昭和40年代という曲になっている。Wikipediaによれば,曲の一部にはザ・ピーナッツの『恋のフーガ』のパロディがみられるとのこと。ティンパニーと「パヤパヤ」のコーラスがそれらしい。私はパロディというほどでもないと思うが,昭和を強く感じることは確かだ。
「突然あらわれた 長い髪の少女 貴方(あなた)の視線が どこを見てるかを見てた私」と結局は失恋の歌だが,ヒット曲のタイトルを並べるだけで失恋の歌の歌詞になるのだから,グループ・サウンズの歌は失恋の歌が多かったのかもしれない。
昭和人間としては,平成にもこのようなテイストが残っていてうれしい。
Oh! Yeah! (2020.7.26)
平成3年,詞:小田和正,曲:小田和正,唄:小田和正
歌は「ほどけた髪が好き よこ顔はあどけなく」と始まると言って良いのだろう。ハッピーソングだ。ラブソングと言っても良いかもしれない。
それにしても何度も何度も「Oh! Yeah!」が繰り返されるが,この意味は何なのだろう。タイトルになっているくらいだから意味がある筈だが,聴いている人は皆理解できているのだろうか。私が時代に置いて行かれる訳だ。とはいえ,小田は私と同学年のはずだが。
当時の私は仕事に追われ,このような歌を聴いている余裕はなかった。
替え唄メドレー(2022.2.19)
平成3年,詞:嘉門達夫,唄:嘉門達夫
多くの替え歌を少しづつ続けた歌。この後もこのシリーズを多数出している。『演歌チャンチャカチャン』や『ソウルこれっきりですか』などの系統だが,各歌が替え歌になっている。替え歌は嘉門がずっと唄っているので,その系統ということだが,歌詞はお笑い系を狙っているのだろう。思わず笑ってしまう歌詞もある。曲はいろんな曲を知っている人が聴いて,あ,こんなところにこの曲がと思わすにやりというところか。
歌は歌でそれなりの演芸だが,Wikipediaには関係者の承諾をとる話が多数書いてある。承諾してくれた話はさもありなんという話だが,承諾を断られた話には思わずにやりとさせられるものが多数ある。
替え唄メドレー2(2024.9.6)
平成3年,詞:嘉門達夫,曲:?,唄:嘉門達夫
「せんだみつおだ ナハナハハー」と『線路は続くよどこまでも』の替え歌から始まる。
続いて「メリーさんのひつじ ひつじひつじ メリーさんのひつじでジンギスカン」と『メリーさんのひつじ』に移ったとおっもったら「昔々先生に,殴られながら育ったよ 必死に」勉強して,先生に〜なったら生徒に殴られた〜」と『浦島太郎』に移り,次は「盗んだ バイクで 走って つかまって」と『むすんでひらいて』に移る。というように,脈絡なく次々と歌が移る替え歌メドレーだ。
格好悪いふられ方(2021.5.14)
平成3年,詞:大江千里,曲:大江千里,唄:大江千里
「格好悪いふられ方 二度ときみに逢わない」と始まる。
ホンマにカッコ悪いヤッチャ。
「大事なことはいつだって別れて初めて気がついた」ということで,これは真実かもしれないが,「いつだって」というのだから過去にもあったのだろう。だったら少しは学習しろよ。
いずれにせよ「きみが欲しい いまでも欲しい」と未練たっぷりだ。
別れの原因かもしれないことが少しだけ歌詞に書き込まれてはいるがよくは解らない。よくは解らないが何となく自己弁護の雰囲気があり,潔さを感じない。
昭和の中期以降,敗戦の影響か,悪いのは私という雰囲気が強かったのに,昭和末期から,私は悪くないという雰囲気が強くなってきたように感じる。
彼は友達(2020.12.17)
平成3年,詞:吉田美和,曲:吉田美和,唄:DREAMS COME TRUE
「夕暮れの競技場 ナイターのライトが灯る」と始まる。
元々「恋や愛なんて 関係なかった」。この関係は「ずっと変わらないと 信じていられた」。この日,彼は車でやって来た。「駆け寄ってく ドアを開ける 伸ばす腕が止まる」,助手席に先客が居たから。それを見て「少し イヤかなり 淋しい気がする」
最後は「心から笑えた」と終わるのだが,本心だろうか強がりだろうか。
要するに後の祭りの話でよくある話だ。同じ題材でも初期の中島みゆきや荒井由実ならかなり違う作品になるだろう。中島みゆきならどう料理するか聴けるものなら聴いてみたい。
KISS(2021.9.27)
平成3年,詞:富田京子・中山加奈子,曲:奥居香,唄:プリンセス・プリンセス
「まぶたを閉じて 息をととのえて 幸せにふれる 瞬間を待つの」と始まる。
女性アイドルが唄うような詞だと感じてしまう。詞に引きずられたのか曲も大人しい。プリプリにはもっとハードなロックを期待する。私自身はロックを聴く年齢を遥かに過ぎてしまったが。
「KISS KISS ささやかに大切に KISS KISS 愛してる人に」などと可愛子ブリッ子している場合じゃないだろう。
Crime of Love(2023.6.2)
平成3年,詞:氷室京介,曲:氷室京介,唄:氷室京介
「月の灯が染めるGRADATION しなやかな秘密 息を殺したままBE SILENT 化石の都会 錆びついた魂を 解き放てよ」と始まる。
「CRIME OF LOVE ルージュの香り 記憶に灼きつけ CRIME OF LOVE シュールな恋に 堕ちてゆくLOVE STREAM」と終わる。
私には雰囲気は感じ取れるが,私が感じ取ったものが正しいかどうかは判断できない。
恋挽歌(2023.11.22)
平成3年,詞:たきのえいじ,曲:市川昭介,唄:伍代夏子
「日暮れまぢかの 駅裏通り 指でふきとる 涙つぶ」と始まる。
「あなたいいのよ 背中を向けて きれいごと等(など) 云わないで」と,別れ話を切り出され,「夢もつかのま 夢もつかのま」と諦めモードだ。
「ひとり手じゃくの お酒とかけて 橋の通わぬ 川ととく」。心は,云わずともわかるだろう。結局,「酔えば切なく なるばかり」と昭和的だが,このような行動には時代も大きな影響を受けるが,最終的には各個人に依るのだろう。
Silent Jealousy(2024.10.14)
平成3年,詞:YOSHIKI,曲:YOSHIKI,唄:X
「I’m looking for you Trying to reach your roses Carried away by the time 静寂の狂気に片眼を潰されたまま」と始まる。
ほとんど英語でほんの少し日本語が入る歌詞で私には聞き取れない。
タイトルが「Silent Jealousy」だが,どこが「Silent」なのかすら私には解らない。たまに聞き取れる歌詞が現実なのか比喩なのかもわからず,歌の全体像がつかめない。私には理解不能な歌。
佐渡の恋唄(2025.9.19)
平成3年,詞:たかたかし,曲:弦哲也,唄:細川たかし
「佐渡へ佐渡へと 流れる雲に のせてゆきたい わたしのこころ」と始まる。
「佐渡と柏崎や 棹さしゃとどくよ なぜにとどかぬ この想い」。
これは『佐渡情話』(昭和6年)だろう。昔,須々木米若の浪曲で聴いた。浪曲の元となった民話があるらしいから,この歌はその民話が元になっているかもしれない。登場人物が浪曲では『お光と五作』,民話では『お弁と藤吉』だがこの歌には登場人物の名前が記されていないのでどちらかは解らない。
民謡『佐渡おけさ』との関係だが,浪曲では『おけさ』の歌詞を一部拝借しているのは明らかだ。一方この歌は『おけさ』のメロディーが一部に使われている。そのような関係だということだ。
他にも『ひばりの佐渡情話』(昭和37年,詞:西沢爽,曲:船村徹,唄:美空ひばり)という歌などもあり,これは同名東映映画(主人公の名は君江と秋山)の主題歌だ。ヒロインは佐渡から本州へ自力で渡ろうとして途中で難破し,民話・浪曲では助からないが映画では意識不明ではあるが何とか助かる。この歌は海に漕ぎ出す前のようだから,過去の作品とどのような関係にあるのかは結局解らない。
さよならイエスタディ(2021.3.5)
平成3年,詞:前田亘輝,曲:春畑道哉,唄:TUBE
「別れ間際には 無傷じゃいられない やるせないお互いに 涙の初恋」と始まる。
詞は平成の詞だが,内容が昭和演歌だからよく解る。最後の「矛盾だけに正直だった さよならイエスタデイ」などは昭和にはなかった表現だ。
曲はソフト・ロックとでも言うべきか。昭和歌謡にも数々の流れがあるが,そのなかの一つを引き継ぎ発展させているようで私は嫌いではない。もちろん,昭和演歌の方がもっと好きだが,時の流れには抗しきれない。
さよならだけどさよならじゃない(2023.12.27)
平成3年,詞:山田邦子,曲:KAN,唄:やまだかってないWink
「さよならだけど さよならじゃない 明日も心 平気 元気」と始まる。
途中で台詞が入る。「これからも よろしく よろしく あれは2人だけの秘密 また同じ人を好きになっても ぬけがけはしないと ここに誓います」。この台詞は何だろう。
「思い出だけど 思い出じゃない 記念のリボン 君にあげよう きっと きっと ここで会おうよ」とあるのがヒントだろう。どうも女子中学生か高校生が卒業で別れるらしい。「同じ人を好きになっても ぬけがけはしない」などと言っているのは中学生のような気がする。
フジテレビ制作のバラエティ『JOCX-TV PRESENTS 邦ちゃんのやまだかってないテレビ』の番組中で使用された。
しゃぼん玉(2020.10.28)
平成3年,詞:長渕剛,曲:長渕剛,唄:長渕剛
「ひりひりと傷口にしみて 眠れなかったよ」と始まる。
歌唱は昭和の延長というか,聴きやすく,歌詞もはっきり聞き取れるのだが,全体としてなにが言いたいかよく解らないのは平成らしい。
「ほんの一瞬でも お前を愛せてよかった」とのメッセージは受け取れたが,「もっと俺は俺で ありますように」が解らない。他の何者だというのだ。昭和の終り頃から現在の自分は本来の自分ではないなどと思うことが流行したようだが,自分は自分だ。
「逃げ場所のない覚悟が 夢に変わった」のはいいが,これが主題なら「お前を愛せてよかった」というのは付録で言ってみたことなのかそれとも主題が二つあるのか。
「いくつのしゃぼん玉を 打ち上げるのだろう?」が繰り返されるし,タイトルにもなっているのでこれが本当の主題だろう。だとすると「しゃぼん玉」とは女性関係か夢かあるいはその両方か
凝ったつくりだということは解る。しかし,歌はもっとストレートに感情に訴えればいいのではないか。
湘南My Love(2025.7.23)
平成3年,詞:前田亘輝,曲:春畑道哉,唄:チューブ
「江ノ島が 雨に泣いてる 八月の 波間に恋が砕けた」と始まる。
湘南のひと夏の恋の歌。ひと夏の恋というと,来年また新しい恋が出来る雰囲気の歌が多いように感じるが,この歌では「永遠(とこしえ)に I miss you 忘れ得ぬ人よ」と来年の新しい恋を予感させる歌ではない。
Just time girl(2022.4.25)
平成3年,詞:渡辺克巳,曲:渡辺克巳,唄:KATSUMI
「重なり合う様に歩いては消えてくこんな街の中で 君はいつの日にも何かを忘れずに輝いてみえるよ」と始まる。
君は自信がないのかもしれないけれど,君は十分に素敵だから思うように生きていけばいいという歌。君への応援歌だろう。
リズムが強調されているのは平成の歌だが,歌詞の解り易さは昭和のようだ。
START(2026.2.26)
平成3年,詞:宮田和弥・森純太,曲:森純太,唄:JUN SKY WALKER(S)
「この時が永遠に 続くかもしれない 今までも明日も 君といるから」と始まる。
何かよく解らないが,「新しい日が来た2人の2人の 明日へSTART」
というのだから,前向きに進もうという歌のようだ。曲調からはそのように感じ取れないのだが私の感受性がズレているのだろう。あるいは前途に一抹の不安が残っているのだろうか。まあ,少しは慎重なところがある方がいいだろうと思う。
SAY YES(2020.8.13)
平成3年,詞:飛鳥涼,曲:飛鳥涼,唄:CHAGE &ASKA
「余計な物など無いよね すべてが君と僕との 愛の構えさ」と始まる。
「このままふたりで」「暮らさないか」「君は確かに 僕を愛してる」「迷わずに」「SAY YES」とかなり強引な男の歌。これを優しい声で唄うのがよいのかもしれない。
ところで,このころがバブル崩壊の始まりだったのだろうか。それほどバブルの恩恵を受けなかった私はバブル崩壊の兆しにも鈍感だった。もっとも好景気の恩恵を受けていないと思っていたが後から振り返ればバブルのおこぼれは受けていたようだ。
SAY YES(2024.7.23)
平成3年,詞:飛鳥涼,曲:飛鳥涼,唄:CHAGE & ASKA
「余計な物など無いよね すべてが君と僕との 愛の構えさ 少しくらいの嘘やワガママも まるで僕をためすような 恋人のフレイズになる」と始まる。
「このままふたりで朝を迎えて いつまでも暮らさないか」「迷わずに SAY YES 迷わずに」とかなり強引だ。
歌詞が解り易い点は昭和の雰囲気を残してはいるが,「何度も言うよ 君は確かに 僕を愛してる」と相手の気持ちを忖度する気など無さそうなところは平成らしい。
この曲に限らないが,平成になると男も女も次第に自分の思いだけが強くなっていくような気がする。
フジテレビ系ドラマ『101回目のプロポーズ』(浅野温子,武田鉄矢ほか)主題歌。
Say Anything(2022.9.11)
平成3年,詞:YOSHIKI,曲:YOSHIKI,唄:X
「騒めきだけが 心を刺して 聞こえない 胸の吐息」と始まる。
マイクの力も借りているようだが,声自体それなりに出ているようで,歌手の歌であることは間違いない。唄の際にはバックの音量も絞られているようで,唄を聴かせようという配慮が感じられる。ただ,歌詞内に英語が多く,私のような凝り固まった日本語脳が瞬時に理解するのは困難だ。
例えば「Run away from reality I’ve been crying in the dream」というのはどういう意味なのだろう。特に「crying in the dream」とはどういう状況なのだろう。「dream」の解釈が間違っているのだろうか。などと考えているうちに曲は進んでいってしまう。
「Close your eyes and I’ll kill you in the rain」文字通りなのか何か裏の意味があるのかなどと考えているうちに曲は進む。「Desire is embraced in a dream」のdreamは先に出てきたdreamと同じものだろうか。
SEVEN YEARS AFTER(2025.12.31)
平成3年,詞:富田京子,曲:奥居香,唄:プリンセス・プリンセス
「駆け昇る坂道 息をきらしてる この角を曲がればあの部屋が見える」と始まる。
想い出は美しい。「時間の風が恋のキズを 白く染めて 甘く優しく変える」。それがタイトルにある「SEVEN YEARS」という期間なのだろう。
「今恋をしてるし幸せだけれど あんなに傷つけ合う恋はもうできない」。昔は若かった,即ち,今は大人になったということだろう。
「あなたに逢えてよかった 今はそう思うの」。そのように思えれば幸せな人生を送ることが出来る。
卒業(2024.11.26)
平成3年,詞:渡辺美里,曲:小室哲哉,唄:渡辺美里
「うす紅の 花びらを 屋根一面 積もらせてる ゆっくりと 汽車が今 春の駅 離れてゆく」と始まる。
「卒業できない恋もある」,「こんな気持ちを うちあけられないままに」と情景というか心象風景がよく解る昭和的な歌詞の歌。曲も歌詞とマッチしていると感じる。
それが大事(2020.9.30)
平成3年,詞:立川俊之,曲:立川俊之,唄:大事MANブラザーズバンド
「負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事」と始まる。このフレーズは何度も繰り返され,この歌の主題であることは確かで,昭和の時代にもよくあった人生の応援歌だ。
「ここにあなたが居ないのが淋しいのじゃなくて ここにあなたが居ないと思う事が淋しい」とひょっとしたら哲学的に深い意味があるのかとも思わせるよく解らない箇所もある。
気になるのは「傷つかぬように嘘は繰り返される」とあるのだが,この「嘘」とは何かだ。直前に「生きていればいつかは逢える」とあるが,このことだろうか。まさかこの歌の主題すべてが嘘だというのではあるまいが。
「嘘は繰り返される」などと言われると「信じ抜く事」など出来なくなってしまう。「嘘」などと言う言葉は,たとえ思ったとしてもこの場で使うべきではなかったのではないか。
太陽と埃の中で(2021.10.27)
平成3年,詞:飛鳥涼,曲:飛鳥涼,唄:CHAGE & ASKA
「名前も国もない 生まれたての元気」と始まる。
この最初のフレーズが全体の中でどのような意味をもつのか理解できないが,唄としての主題は「追い駆けて 追い駆けても つかめない ものばかりさ」ということだろう。
これ以上のことは歌詞からは解りにくいが,恋の駆け引きに負けたということではなかろうか。「愛して 愛しても 近づく程 見えない」と終わるが,私の解釈に誤りがあるかもしれない。
チャゲアスっぽいと感じる。
Choo Choo TRAIN(2021.1.3)
平成3年,詞:佐藤ありす,曲:中西圭三,唄:ZOO
何と言っているのかわからないところから始まる。歌詞を調べても載っていない。この歌は平成15年にEXILEによってカバーされているが,このカバー盤を調べると「The sky’s the limit and you know that you keep on, just keep on」と言っているらしい。普通の歌詞に載っているフレーズとしては「Fun Fun We hit the step step」と始まっているようだ。聴いてみてもこれより前は前奏でここから歌が始まっているように感じられる。
歌詞は英語の方が多いのではないかと思う程度に日本語と英語のチャンポンだ。意味を十分に理解することはできないが,「始めるのさ good trip」というのが主たる内容ではないかと思う。恐らく雰囲気が伝わればよく,細かい意味はどうでもいいのではないか。
ところで歌ではないが,ステージではメンバーが一列にならび,正面から見ると時計のような円運動に見え,一列の後ろに行くほどこの回転の位相が遅れているのでらせん状に見えるパフォーマンスが有名である。このパフォーマンスはEXILEのカバーでも引き継がれているが,EXILE盤では回転方向が逆で反時計回りに回っている。
とにかく,歌よりこのパフォーマンスの印象が強い。
翼をください(2023.9.14)
平成3年,詞:山上路夫,曲:村井邦彦,唄:川村かおり
「今 私の願い事が かなうならば 翼が欲しい」と始まる。
当然ながらオリジナルの赤い鳥版と同じ歌詞なのだが,編曲が違うし歌唱も違う。赤い鳥版では「悲しみのない 自由な空へ」と悲しみから逃れたいという雰囲気が色濃く感じられるのに,川村版からは「この大空に」「翼 はためかせ 行きたい」とより前向きに飛び立ちたいという意欲を感じる。
フジテレビ系『邦ちゃんのやまだかってないテレビ』挿入歌。
原曲は昭和46年に赤い鳥が発表した。その後昭和48年にやまがたすみこがカバーしている。昭和51年以降,音楽教科書にたびたび掲載されている。平成10年の長野オリンピックでは山本潤子版が,令和3年の東京オリンピックではスーザン・ボイルの英語版が流れた。そのほか内外で数100人にカバーされているらしい。
伝説の少女(2025.3.7)
平成3年,詞:尾崎亜美,曲:尾崎亜美,唄:観月ありさ
「古いラジオ 唄ってる ママの時代の love song」と始まる。
歌詞の一音一音をはっきり聞き取れるようにゆっくり唄っているのは好感が持てるが,メロディーが歌詞の日本語アクセントと合致せず,結局は耳に優しく入って来ないのが残念だ。
「幾千万の星から あなたを 見つけ出す」と能動的なのは平成的だと感じる。昭和以前のように『赤い糸で結ばれている』のように運命的でなく,「見つけ出す」というところだ。ひょっとしたらこのように自力で見つけ出したということで後に伝説になるのかもしれない。タイトルの意味が理解できなかったが,昭和以前の少女とは違う新たな少女ということなのだろうか。
遠い街のどこかで(2023.4.29)
平成3年,詞:渡邉美佳,曲:中崎英也,唄:中山美穂
「恋の行方 見えなくなりそうな時 胸の奥で 流れてゆく Love Song」と始まる。
私には,同じメロディーの繰り返しが多すぎるような気がする。繰り返しの多い曲は過去にもいろいろあった。繰り返されるメロディーが私の感性に合えば心地よいのだが。
「ひとりきりの長い夜 いつか きっと 終わるでしょう」というのは願望だろう。
「Happy Merry X’mas たとえ 離れていても 同じ星を見てる遠い街のどこかで」とクリスマスでさえどこにいるか解らないようでは,この恋の行方は見えなくなってしまっているのではないか。
フジテレビ系ドラマ『逢いたい時にあなたはいない・・・』(中山美穂,大鶴義丹ほか)の主題歌。
どんなときも(2020.8.24)
平成3年,詞:槇原敬之,曲:槇原敬之,唄:槇原敬之
「僕の背中は自分が思うより正直かい?」と始まる。
「僕が僕らしくあるために」などとあるところが平成の歌だ。昭和後期以降の教育の成果がこんなところに現れている。
「もしも他の誰かを知らずに傷つけても 絶対ゆずれない夢が僕にはあるよ」などと自己中であることを告白しながらもそれを恥じる様子はない。要するに自分に甘いのだ。
結局,昭和の経済成長を経て,生きるためにやらなければならないことが減ったのだ。ボーッと生きていても生きて行けるようになった。昭和の中期まで,夢は夢だったが平成では夢を生きることができるようになったのだ。。
どんなときも(2023.1.14)
平成3年,詞:槇原敬之,曲:槇原敬之,唄:槇原敬之
「僕の背中は自分が 思うより正直かい? 誰かに聞かなきゃ 不安になってしまうよ」と始まる。
「僕が僕らしくあるために」とあるが,このような言葉を聞くたびに強い違和感を覚える。周囲のために自分の思い通りにならぬこともあるだろう。そのとき,大人しく周囲に合わせてしまう者,周囲に合わせはするがブツブツ文句を言う者,公然と反旗を翻し戦う者,いろんな人間がいてそれぞれが自分らしいのではないか。『自分らしさ』とは探し求めるものでも,戦って奪うものでもないだろう。
このような歌の中で「僕が僕らしくある」などと聞くと,私には社会の期待に合わせられない自分を正当化するための言葉に聞こえる。社会に合わせられないつまり自己中心的であることの正当化あるいは言い訳をしているようで共感はできない。
「“昔は良かったね”と いつも口にしながら 生きて行くのは 本当に嫌だから」と他人には優しくない。嫌なら自分でそうしなければいいだけで「本当に嫌だから」などと高言することはないのではないか。“昔は良かったね”と言っている人がどういう気持ちで言っているのか考えたことがあるのだろうか。
フジテレビ制作,東宝配給の映画『就職戦線異状なし』(織田裕二,仙道敦子ほか)の主題歌。平成4年の選抜高等学校野球大会の入場行進曲。多くの会社でCM曲として採用されている。出荷枚数は約200万枚と多数売れているし,第33回レコード大賞新人賞(ポップス・ロック部門)も受賞しており,世間では高く評価されているようなので,私の感性が世間とずれているのだろう。
情けねえ(2021.6.8)
平成3年,詞:秋元康,曲:後藤次利,唄:とんねるず
「情けねえ」と始まるというべきなのかもしれないが,この後が前奏のようで,歌は「ちっぽけなしあわせに 魂を売りとばし」と始まるというべきなのだろう。
「人生の傍観者たちを 俺は 許さないだろう」「遠い国のふしあわせ 対岸の火事なのか?」という歌だが,「遠い国のふしあわせ」とは湾岸戦争のことだろう。このようなときに「暖かい陽だまりで 眠ってていいのかい」という歌だ。
この戦争では,日本は金だけ出して血を流さないと,出した金の割には感謝されなかった。金の出し方も逐次投入で目立たなかったのかもしれない。
何も言えなくて・・・夏(2022.8.8)
平成3年,詞:中村耕一,曲:中村耕一,唄:J-WALK
「綺麗な指してたんだね 知らなかったよ となりにいつもいたなんて 信じられないのさ」と始まる。昭和風な歌。
「もう二度と会わない方が いいと言われた日 やっと解った事があるんだ 気づくのが遅いけど」と鈍感な男の歌。鈍感というより自己中心的というべきなのかもしれない。「時がいつか 二人をまた 初めて会った あの日のように導くのなら」などとかなわぬ仮定の話をしても仕方がない。それは解っているようだから,今後の参考にすればいいだろう。
失敗を経て人は成長する。
ネオ・ブラボー!! (2021.8.2)
平成3年,詞:桑田佳祐,曲:桑田佳祐,唄:サザンオールスターズ
「愛の夏くれば皆“高音万歳(ブラボー)」と始まる。
私には理解できない詞。「情熱の相対性はNEO 終わり無き世のBlues」など,なんのことか解らない。個々のフレーズが解らないので全体としても解る筈がない。
TBS系『筑紫哲也NEWS23』のエンディングテーマとして使われていたこともあるようなので,歌の意味は解る人には解るのかも知れないが,私には理解できない。
流恋草(2023.8.10)
平成3年,詞:里村龍一,曲:聖川湧,唄:香西かおり
「流す涙は乾いても 淋しい心はかくせない 星も見えないこの街で あなたしかない私」と始まる。
タイトルは「はぐれそう」と読ませている。
「ああ… お酒ください ああ… 寒い胸に 涙が凍る心が燃えるあなたが欲しい」と,昔なら心に秘めていたことが昭和末期くらいから言葉に滲み出てくるようになり,最後の「ひとりが辛いこんな夜は」までは昔と変わらないが「あなたを許せない」と終わるのは流石平成だ。昭和中期までは「許せない」などと言うことは許されなかっただろう。
第24回日本有線大賞,第33回日本レコード大賞ゴールド・ディスク賞受賞。
はじまりはいつも雨(2020.9.5)
平成3年,詞:飛鳥涼,曲:飛鳥涼,唄:ASKA
「君に逢う日は 不思議なくらい 雨が多くて」と始まる。
平易な詞かと思うととんでもない。論理的には理解できそうもない。「君の景色を 語れるくらい 抱きしめ合って」とはどういう意味なのか。過去・現在・未来が混在しているようだ。
平成人にはこれをすんなり聴くことが出来るようだが,私には無理だ。歌唱にもやや独特な特徴があるようだが,歌詞が聞き取りにくいのはこの歌唱のせいよりも,歌詞全体としての意味が理解できないからだろう。
ハートをWASH! (2022.5.29)
平成3年,詞:浅田有理,曲:北野誠,唄:永井真理子
「きみは夢みたいって笑うかも A-ha yeah yeah yeah バーガーショップの大きな口 A-ha yeah yeah yeah」と始まる。
歌詞はよく聞こえるのだが,意味はよく解らない。「おとぎ話だから」とあるので,リアルな話ではないのだろう。詩人の夢想だから私の思考とかみ合わないのかもしれない。
「心が旅しちゃうよ」「そういうときには きみは何してる? 放っておいちゃ ご用心」というのが主題だろう。
離したくはない(2023.3.24)
平成3年,詞:森友嵐士,曲:森友嵐士,唄:T-BOLAN
「今 オマエをこの腕に 抱きたくて せつないよ 会いたい気持(とき)が どれ程つらいかと 問いかけてた」と始まる。
詞からだけでは経緯が不明だが,「こんなにEveryday Everynight 愛してたなんて もう Everyday Everynight1 離したくない」と何度も繰り返されているので,これが最も言いたいことなのだろう。まだ離す前に気付いたのなら,離さないことだ。既に離してしまったのなら,覆水盆に返らず,諦めるしかない。昔からこのようなことはよくあることおだ。勉強になったと思うしかない。
テレビ朝日系『’92パリ・ルカップ』のエンディング,関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『ホテルウーマン』(沢口靖子)の挿入歌として使われた。
ひとすじになれない(2023.7.6)
平成3年,詞:米米CLUB,曲:米米CLUB,唄:米米CLUB
「今まですぐそばにいてくれたから そこにいるのが当たり前のことだと 思い始めていたよ 君のことを」と始まる。
「愛だけ見つめていてほしいと あの夜君に言われた」。恐らく『夢みたいなことばかり言ってないで』などという言葉もあったのだろう。それに対して出した答えが「愛 ひとすじになれないから 君の思うような 夢はいつのときも捨てずに生きてゆきたい」だ。「軽く“愛しているよ”なんて言えないから 僕のほうがわるいんだね」という歌。
それにしても,相手は「軽く“愛しているよ”」と言って欲しいわけではないだろう。「僕のほうがわるいんだね」というのは正しそうだが,その理由が解っていないようだ。破局はしかたないだろう。
状況はよく解る気がして昭和の歌にもなりそうだが,曲は全く違う。昭和なら,詞は定型詩ではなくても,5音・7音を基調としているので小節との関係が解り易い気がする。曲も昭和末期から平成にかけて隆盛になってきたリズムが目立つ曲だ。やはりJ-POPというしかないのだろうか。
火の国の女(2025.1.16)
平成3年,詞:たかたかし,曲:猪俣公章,唄:坂本冬美
「肥後は火の国よ 恋の国 燃える中岳(なかだけ)よ 胸こがす」と始まる。
「菊池 地獄谷 血がさわぐ たとえ地の底 針の山 来いというならついてゆく」と昭和風だがやや過激で,石川さゆりは阿蘇で『明日はあなたの想い出も すべて燃やしてしまいます』1)と唄っており,こちらのほうが昭和本流だろう、もっとも石川も『天城越え』2)のような過激な歌も唄っているがこれはもう昭和末期だ。
代33回日本レコード大賞最優秀歌唱賞(歌謡曲・演歌部門)受賞。
1) 「火の国へ」(昭和53年,詞:阿久悠,曲:三木たかし,唄:石川さゆり)
2) 「天城越え」(昭和61年,詞:吉岡治,曲:弦哲也,唄:石川さゆり)
BEAT EMOTION(2024.6.18)
平成3年,詞:布袋寅泰,曲:布袋寅泰,唄:布袋寅泰
「BEAT EMOTION BEAT EMOTION」と始まる。
日本語歌詞は「いくら自信に満ちた笑顔つくっても 鏡は容赦なく 未来を映し出す」と始まる。
若い頃は,「全てが思い通り手に入れられると いつも信じていた 自分を愛した」。今では,「まずまずの人生をこのまま送るか? 二度とない人生を求め続けるのか?」という状況だ。「今までは未来の為のプロローグ? あぁ…彷徨う俺の魂 すり切れて笑う」
ロッカーもこのようなことで悩むのかと思ったが,「まずまずの人生」ではロックの魂が許さないのだろう。
BELIEVE IN LOVE(2021.11.27)
平成3年,詞:渡瀬まき,曲:川添智久,唄:LINDBERG
「真夜中に泣きながらドアたたく My Friend」と始まる。
失恋した友人を慰める歌。「Believe in Love」とあるが「Believe in」の意味をよく知らないのでこの箇所は本当のところどういう意味かよく解らない。ということは全体の真意を理解していないということなのだが。
「ありふれた言葉じゃ いやせないね」というのはそのとおりだが,それなら奇抜な言葉をかければいいのかというとそれは違う。結局ありふれた言葉がベストで,あとは言葉をかける方とかけられる方の関係と精神状態によって言葉の効果が変わるのだろう。「いつか思い出にかわってゆくよ」とか「涙の数だけきれいになれる」なとという陳腐な言葉しかかけられないのは普通のことだ。
「何度夢にやぶれたら女の子は本当に強くなるの?」というのは愚問だ。なぜなら『強い』ということはどういうことか未定義だから。同様な経験を繰り返すことにより鈍感になることなのか,無意識のうちに傷を受けないようにする技術が身に着くことなのか,ほかにも強いと表される状態はいろいろあるだろう。
「涙の数だけ強くなれると信じたい」と終わるが,涙を流す経験が増えれば涙を制御することができるようになるかもしれない。それで強くなったと言えるのだろうか。昔の人はそのような状態を涙が涸れたと言った。
涙にはカタルシス効果があるそうだ。どこかの研究では涙を流す前後で血液中の副腎皮質刺激ホルモンの量が変化するとか。よくは解らないが,今のような場合,いろんな慰めや励ましの言葉をかけるのではなく,泣きたいだけ泣かせることではなかろうか。
PIECE OF MY WISH(2020.11.29)
平成3年,詞:岩里祐穂,曲:上田知華,唄:今井美樹
「朝が来るまで泣き続けた夜も」と始まる。
「やがて闇はかならず明けてゆくから」を始めとして,詞は人生の応援歌だ。ただ,昭和の応援歌に比べると優しい。昭和は,頑張れ頑張れもっと根性だせという応援がほとんどだが,「うまくゆかない時もあるわ」と無理はするなと優しい。「愛する人や友達が勇気づけてくれるよ」というのは平成らしい気もするが,「だけど最後の答えは一人でみつけるのね」と責任の所在を明確にして支援ではなく応援をしているのだ。
昭和人間にもよく理解できる歌。
「どうしてもっと自分に素直に生きれないの」と『ら抜き』言葉が使われているのは平成らしい。
二人静−天河伝説殺人事件より(2021.7.5)
平成3年,詞:松本隆,曲:関口誠人,唄:中森明菜
「きっと,愛しすぎたから・・・」と台詞が一言あり,「散り急ぐ花びらを時間(とき)の背中にサヨナラと並べてる指がいじらしいね」と始まる。
タイトルは「ふたりしずか」と読むらしい。東映の角川映画『天河伝説殺人事件』の主題歌。こちらは「てんかわでんせつ」と読む。
「殺(あや)めたいくらい愛しすぎたから・・・」などとあって「添い寝して 永遠に抱いてあげる いい夢を見なさいな うたかたの夢を」などと言われると心静かにはおれない。
冬がはじまるよ(2022.3.23)
平成3年,詞:槇原敬之,曲:槇原敬之,唄:槇原敬之
「8月の君の誕生日 半袖と長袖のシャツを プレゼントしたのは」とはじまる。
「今年の冬もそれからもずっと 僕らが 一緒に過ごせる為の おまじない」らしが,このおまじないが効いたのだろう,いろいろあったが,「去年のクリスマスは ケーキを売ってたけど 今年の僕には コワイモノは何もない!」とハッピー状態は維持しているようだ。聴く人間も同様にハッピーなら曲調もハッピーでイイのだろうが,ケーキ販売のアルバイトをしている身だとどう感じるか。ハッピーな人が多いのか淋しい思いの人が多いのかどちらだろう。
日本語アクセントと全く合っていないように感じるメロディーだが,これが平成流なのだろうから私が慣れるしかないのだろう。
ほっとけないよ(2022.7.4)
平成3年,詞:並河祥太,曲:楠瀬誠志郎,唄:楠瀬誠志郎
「『叶わない夢は 見ない』と泣きながら ほんとは いまでも 心に吹く風を 感じているのに」と始まる。
「叶わない夢」がどんなものだったかのか明示されてはいないが,「君は こわれそうで 悲しそうで」,「ほっとけないよ 君を 早く 強く 抱きしめたい」という歌。
TBS系ドラマ『ADブギ』(加勢大周)主題歌。
僕はこの瞳で嘘をつく(2021.8.29)
平成3年,詞:飛鳥涼,曲:飛鳥涼,唄:CHAGE & ASKA
「本気でこんなこと言えないよ 言葉の迷路にはまり込む」と始まる。
「どうにも許されるわきゃないよ あの娘の事は言えない あの娘の影は見せない」だから「嘘をつく」というわけか。
チャゲアスなら解るだろうと思ったが,ちょっとついて行けない。詞は読めば何とかついて行けるが,特に感銘を受ける訳ではない。曲は速すぎてついて行けない。『万里の河』1)くらいなら何とかついて行けたのだが。
普通の感覚なら,年をとると次第にテンポが落ちてくるのではないかと思うが,まあ時代はテンポアップに向かうのが歴史の流れのようなので,個人の加齢より時代の流れに乗っているのだろう。私には無理だ。
ところで「この瞳で嘘をつく」だが,嘘をつくとき,目が合わせられないとか目がおよぐなどと言われる。ところが嘘つき常習者になるとこれを逆手にとり,相手の目を見つめて嘘をつくらしい。チャゲアスはこの境地なのだろうか。
1) 「万里の河」(昭和55年,詞:飛鳥涼,チャゲ,曲:飛鳥涼,チャゲ,唄:チャゲ&飛鳥)
ぼやぼやできない(2022.10.16)
平成3年,詞:松井五郎,曲:後藤次利,唄:工藤静香
「ごらんよ 女たちの胸 薔薇が枯れてゆく」と始まる。
「男たちは 浮かれた疾風(かぜ) なにもわかってない」「こんなんじゃ 退屈過ぎて 壊れちゃいそう」と刺激を求めているようだ。「あれも嘘 これも嘘 どれがほんものなの 迷わせて 惑わせて いま さら どうなるの」となってしまうのは刺激を与えようとしてくれているからかもしれない。刺激を求めなければこうはならないかもしれないが,それでは生き甲斐がないということか。松井の考えがいまひとつ理解できない。
真夏のトレモロ(2025.6.6)
平成3年,詞:及川眠子,曲:工藤崇,唄:Wink
「銀色のオリオンが 波間へと降りてきて 太陽より熱い光 瞳に照り付ける」と始まる。
物理学では思いもかけぬ詩人の言葉。頭で理解しようとしてもよく理解できず,心で受け止めるべきなのだろうが詩心のない私には困難だ。
メタモルフォーゼ(2024.1.31)
平成3年,詞:松井五郎,曲:後藤次利,唄:工藤静香
「だめじゃないのに だめなふりして許す唇 あなたの肩越しに震える星座」と始まる。
松井・後藤・工藤とくれば昭和末期から平成へかけてのアイドルソングの黄金トリオ。
「どうにもならない好きよ どこでも さらって」。バブル時代はこのような歌が流行ったのだ。何も言うことはない。
フジテレビ系ドラマ『なんだらまんだら』(森光子,工藤静香,野村宏伸ほか)主題歌。
LOVE IS ALL(2024.5.15)
平成3年,詞:徳永英明,曲:徳永英明,唄:徳永英明
「もっと涙が溢れても ずっと明日は遠くても いつまでも捜してよ 埃にまみれた愛を」と始まる。
最初からよく解らない。このフレーズは何度も登場するので,これが解らないと全体も解らないのだが。
SPレコード時代には片面の録音時間制限の為,歌詞の長さはほぼ決まっていた。EPやLPが出て,レコード盤からの長さ制限は緩和されたが歌謡曲の1曲の長さはあまり変わらなかった。これはテレビの歌謡番組の時間制限も関係していたのだろう。
CDの登場により曲の長さ制限はほぼ無くなり,散文でだらだらと歌詞を書く作詞者が増えた。
「誰もが同じ 空の下で息をして 語りきれない程の Love is all 胸に抱いて」なども私には何のことか解らない。お手上げだ。
ラブ・ストーリーは突然に(2020.8.3)
平成3年,詞:小田和正,曲:小田和正,唄:小田和正
「何から伝えればいいのか 分らないまま時は流れて」と始まる。
「あの日 あの時 あの場所で 君に会えなかったら 僕達は いつまでも 見知らぬ二人のまま」と何度も繰り返される。詞を何度読んでも出会ったのは奇跡だという雰囲気にしか読めない。歌のタイトルも偶然の奇跡だと言っているようだ。しかし,全体から受ける雰囲気は二人の出逢いは運命で,たまたまあの日,あの時,あの場所で出会わなくても,別なところで必ず出会う運命なのだという印象だ。そのような言葉は見当たらないのだが,そのような気分にさせるところが小田和正か。
小田と私は同い年だが,当時の私は仕事に追われてこんな詞を書くことはできなかった。まあ,書きたいとも思わなかったが。この20年前なら書きたいと思ったかもしれない。時間も作ることはできた。しかし,私にはこんな詞は書けなかっただろう。
Love Train(2021.3.27)
平成3年,詞:小室哲哉,曲:小室哲哉,唄:TM NETWORK
「Love Train もどれない このまま君を連れ去って」と始まる。
確信はないが,どうも別れた後の歌らしい。「愛を語るルール モラルすべてをWow Wow Wow 崩したい」そうすれば君を取り戻すことができると思っているのだろう。言い換えれば,現在のルールでは君を取り戻すことが出来ないということを理解しているということだ。「悲しい気持ちは君を失って 初めて気がついたよ」というのは昔からよくある話だ。
昔はこうなってしまったら諦めたものだが,ここではルールやモラルを崩したいとまで言っている。そのうちに実際にルールやモラルを壊さないか心配になる。
LADY NAVIGATION(2020.10.13)
平成3年,詞:稲葉浩志,曲:松本孝弘,唄:B’z
「綺麗だ 貴女のスイミングスタイル」と始まる。
若い人には聞き取れるのだろうが,私のような年齢では無理だった。仕方がないから歌詞を読む。
昔,『言語明瞭・意味不明瞭』と言われた政治家がいたが,この歌を聴いたところでは原語不明瞭・意味不明量だ。歌詞を文字で読んでも私のようなオジサン(今ならオジイサンだが)には解らない。
解らない(従って聞き取れない)例を挙げると,「スイミングスタイル」という言葉が出て,プールか海を思い浮かべようとすると「涼しげ 忙しい街を行く」と続く。水着で街を歩いているのを想像せよということなのか。
というわけで,オジサンやオジイサンには理解できない歌。世の中では人気があるので私と世の中がずれてしまっているのだろう。
Rosa(2023.2.18)
平成3年,詞:一咲,曲:井上ヨシマサ,唄:中山美穂
「ちょっと ドウシタノ なに ドウシタノ」と始まる。
ややアダルトな印象のアイドルソング。
「あなたは 不埒な 遊びだと 思ってるけど 本当に 転ばなきゃ 何もかも わからない」と転ぶことなど少しも恐れていないと宣言している。
あなたが「おびえてるなら さよなら…….」
中山の雰囲気に合っていると思う。尚,一咲はいくつかある中山のペンネームのひとつ。